黒猫荘
(mobile版)

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これがワテのお勧めやねん!!
オーナー:SAMANA
SINCE 1999.5.4
ようこそ16号室へ!! 私がこの部屋でやろうとしていることは、
1)ミステリ未経験・経験少ない人にミステリ好きになってもらおう!!
2)ある程度の経験者にはまだまだこんなミステリがあるってことを知ってもらってますますミステリ好きになってもらおう!!
3)ミステリどっぷり者には、DEEPな情報をお互いに提供・体験してもらって「アッシャー家」のように泥沼に沈んでもらおう(笑)!!
と、要は「ミステリを好きになる人が増えればいいな」ってことです。
皆さん、「お勧め本」のご紹介よろしくお願いします。「お勧めダブり」は大歓迎。集計して「お勧め人気度」もだしたい(笑)。
でもネタバレはやめてね!!!
ウダ話OK。ミステリウダ話(ミステリにちょっとでも関係した雑談。例えば小ボケ・小ツッコミ・オフ話等)で
ミステリに興味を持ち始める可能性はあると思います。
ただしウダの内容は『皆様の良識』に期待!!
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2440. 2014年12月28日 11時35分56秒
投稿:SAMANA
2ヶ月に1回の書込みペースになってます。ますます生存報告だけの存在に
なっちゃってますが、生きてる証にやっぱり書き込みしておきます(汗)。
さてさて。それでは積読本状況詳細報告。
2014年11月の読了本
1.『続 垂里冴子のお見合いと推理』 山口雅也
2.『白戸修の事件簿』 大倉崇裕
3.『グレイヴディッガー』 高野和明
4.『赤い拇指紋』 オースチン・フリーマン
5.『散歩する霊柩車』 樹下太郎
6.『炎に絵を』 陳舜臣
7.『子盗り』 海月ルイ
8.『名探偵と封じられた秘宝-名探偵夢水清志郎の事件簿(3)-』 はやみねかおる
9.『フェニモア先生、人形を診る』 ロビン・ハサウェイ
10.『泣かない女 短篇セレクション ミステリー篇』 小池真理子
11.『本格推理展覧会 迷宮の旅行者』 鮎川哲也監修 山前譲編
12.『最後のディナー』 島田荘司
2014年12月の読了本等
1.『黄泉の国へまっしぐら』 サラ・コードウェル
2.『2012本格ミステリ・ベスト10』 探偵小説研究会編 ※読了記録漏れ
3.『2015本格ミステリ・ベスト10』 探偵小説研究会編
4.『モナミは時間を終わらせる? Time waits for no one!なのだよ』 はやみねかおる
5.『このミステリーがすごい 2015』 「このミステリーがすごい」編集部編
6.『怪人二十面相・伝』 北村想
7.『さみしさの周波数』 乙一
8.『ゴメスの名はゴメス』 結城昌治
9.『イモジェーヌに不可能なし』 シャルル・エクスプライヤ
10.『レンテン・ローズ 笑う月』 太田忠司
11.『小池真理子のミスティ 小池真理子短篇ミステリ傑作集1』 小池真理子
12&11=23冊読了等。久々の10冊越えが2ヶ月連続。読書ダイエット快調快調♪
極私的超アバウト評価
◎とても楽しめた
『泣かない女 短篇セレクション ミステリー篇』
『怪人二十面相・伝』
『イモジェーヌに不可能なし』
○楽しめた
『白戸修の事件簿』『散歩する霊柩車』『炎に絵を』『フェニモア先生、人形を診る』
『さみしさの周波数』『小池真理子のミスティ』
・普通
『続 垂里冴子のお見合いと推理』『グレイヴディッガー』『赤い拇指紋』
『子盗り』『名探偵と封じられた秘宝-名探偵夢水清志郎の事件簿(3)-』
『本格推理展覧会 迷宮の旅行者』『黄泉の国へまっしぐら』
『2015本格ミステリ・ベスト10』『モナミは時間を終わらせる?』
『このミステリーがすごい 2015』『ゴメスの名はゴメス』
△あまり楽しめなかった
『最後のディナー』『レンテン・ローズ 笑う月』
×楽しめなかった
なし
『泣かない女 短篇セレクション ミステリー篇』は、日本推理作家協会賞の代表
作「妻の女友達」も良かったけど、他の作品群もひけをとらない面白さ。作者の
傾向としてはたぶん珍しい部類と思われる「鍵老人」が印象的。
『怪人二十面相・伝』は、正直あまり期待してなかったけれど、子どもの頃に「少
年探偵団」シリーズを読んでハマって、そこから他のミステリにも手をだしはじ
めて夢中になっていったことで、逆にシリーズの荒唐無稽さに飽きがきて離れて
しまい、ミステリ好きだけど世の中の多様な面を知って考え方も複雑になってし
まった中年にとっては、夢中になること間違いなしの作品。
『イモジェーヌに不可能なし』には、ミステリ面以外で(爆)、まさしくぶっ飛び。
誇張だと思いたいけど、スコットランドを大好きになるか大嫌いになるか、それ
ほどこのおバカ舞台は爆笑もの。バカミスではなく、バカギャグ小説にミステリ
要素が入ってる、といった感じでしょうか。
2014年11月の購入本等
1.『さよならの手口』 若竹七海
2.『高原のフーダニット』 有栖川有栖
3.『ホテルビーベリー』 近藤史恵
4.『地の底のヤマ 上』 西村健
5.『地の底のヤマ 下』 西村健
6.『名探偵と封じられた秘宝-名探偵夢水清志郎の事件簿(3)-』 はやみねかおる
7.『ナミヤ雑貨店の奇蹟』 東野圭吾
8.『リレーミステリ 吹雪の山荘』 笠井潔ほか
2014年12月の購入本等
1.『2015本格ミステリ・ベスト10』 探偵小説研究会編
2.『モナミは時間を終わらせる? Time waits for no one!なのだよ』 はやみねかおる
3.『このミステリーがすごい 2015』 「このミステリーがすごい」編集部編
4.『セクメト』 太田忠司
5.『その女アレックス』 ピエール・ルメートル
8+5=13冊購入。節制必要。もう少し購入ダイエットしなくては(爆)。
年末恒例ベスト10本に影響されて、久々に海外ミステリを購入。西村健作品の文庫
化も嬉しい限り。
で、最後に。
今年読んで面白かった作品で、お勧めにしたいエンタメたちが以下の通り。
個人的には、米澤穂信ミステリと横山秀夫長編ミステリを初読した後、本当に幸せを
感じたことが印象に残りましたです。
『エロス』 広瀬正 集英社文庫
『めざせダウニング街10番地』 ジェフリー・アーチャー 新潮文庫
『誘拐者』 折原一 文春文庫
『13人目の探偵士』 山口雅也 講談社ノベルス
『クロフツ短篇集 2』(特に「グルーズの絵」)F・W・クロフツ 創元推理文庫
『蘭の肉体』ハドリー。チェイス 創元推理文庫
『恋』小池真理子 ハヤカワ文庫
『毒猿 新宿鮫II』大沢在昌 光文社文庫
『崑崙遊撃隊』 山田正紀 ハルキ文庫
『火神を盗め』 山田正紀 ハルキ文庫
『この手に孤独』 ハドリー・チェイス 創元推理文庫
『氷菓』 米澤穂信 角川スニーカー文庫
『愚者のエンドロール』 米澤穂信 角川スニーカー文庫
『仮題・中学殺人事件』 辻真先 朝日ソノラマ文庫
『マジシャン』 松岡圭祐 小学館
『半落ち』 横山秀夫 講談社
『泣かない女 短篇セレクション ミステリー篇』 小池真理子 集英社文庫
『怪人二十面相・伝』 北村想 出版芸術社
『イモジェーヌに不可能なし』 シャルル・エクスプライヤ ハヤカワポケミス
そいでは!!
2439. 2014年11月02日 22時28分29秒
投稿:SAMANA
ダイエットしてます。いつもお腹をすかせてます。ふと気づくと「焼き飯
ぎょうざラーメン」とか「かつ丼セットうどん大盛り」とか、食べたくてし
かたないものを知らぬ間に独り言でつぶやいてるのに気付いた時は我ながら
コワかったです。ホラーよりミステリの方が好きなのに…(爆)。
さてさて。それでは積読本状況詳細報告。
またも2ヵ月分まとめてです(汗)。
2014年09月の読了本
1.『ゴールド1/密室』 ハーバート・レズニコウ
2.『仮題・中学殺人事件』 辻真先
3.『完璧な涙』 神林長平
4.『異邦人』 西澤保彦
5.『消えゆく光』 マイクル・ディブディン
6.『名探偵はもういない』 霧舎巧
7.『少年たちの密室』 古処誠二
8.『双月城の惨劇』 加賀美雅之
2014年10月の読了本
1.『ネオン・タフ』 トニー・ケンリック
2.『ST 警視庁科学特捜班 毒物殺人』 今野敏
3.『ST 警視庁科学特捜班 黒いモスクワ』 今野敏
4.『寄生木』 長坂秀佳
5.『謎のビッグ・フォア』 アガサ・クリスティ
6.『マジシャン』 松岡圭祐
7.『自由なれど孤独に』 森雅裕
8.『半落ち』 横山秀夫
9.『目には目を』 カトリーヌ・アルレー
8冊+9冊=17冊読了。
極私的超アバウト評価
◎とても楽しめた
『仮題・中学殺人事件』『マジシャン』『半落ち』
○楽しめた
『異邦人』『ネオン・タフ』『ST 警視庁科学特捜班 毒物殺人』
『ST 警視庁科学特捜班 黒いモスクワ』
・普通
『ゴールド1/密室』『消えゆく光』『名探偵はもういない』『少年たちの密室』
『双月城の惨劇』『自由なれど孤独に』『目には目を』
△あまり楽しめなかった
『完璧な涙』『謎のビッグ・フォア』
×楽しめなかった
『寄生木』
『仮題・中学殺人事件』は、●●が犯人の仕掛けにハタと膝うち。
『マジシャン』は、現実味を感じさせる説得力が事件の構造含めて弱いと感じたけど、
それを上回るストーリー展開とキャラクターの惹きつけ度にやられました。多作の
ためそうならないかもしれないけれど、松岡圭祐作品は国内ミステリ界でもっと騒
がれてもいいと思ったり。
『半落ち』は、組織&社会で生きる50歳前後のオッサンには堪らない内容。怒りを
覚えたり、絶望したり、身につまされたり、せつなくなったり…。それでも最後は
真の男気とむくわれた感いっぱいの慈愛に包まれて大満足。ロジックミステリじゃ
ないだけで、それ以外の本格ミステリカタルシスは要素を持ってることにも大満足。
既読短編も良かったけれど、この長編で横山秀夫ミステリが持つ迫力と凄さをはじ
めて体感できたのかもしれません。
2014年09月の購入本等
1.『キング誕生 池袋ウエストゲートパーク青春篇』 石田衣良
2.『本棚探偵の生還』 喜国雅彦
3.『幽霊紳士/異常物語』 柴田錬三郎
4.『怪盗グリフィン、絶体絶命』 法月綸太郎
5.『幻視時代』 西澤保彦
6.『人影花』 今邑彩
7.『金田一耕助対明智小五郎 ふたたび』 芦辺拓
8.『ソロモンの偽証 第II部 決意 (上)』 宮部みゆき
9.『ソロモンの偽証 第II部 決意 (下)』 宮部みゆき
2014年10月の購入本等
1.『偽りの殺意』 中町信
2.『はぶらし』 近藤史恵
3.『アネモネ探偵団1 香港式ミルクティーの謎』 近藤史恵
4.『銀婚式物語』 新井素子
5.『ソロモンの偽証 第III部 法廷 (上)』 宮部みゆき
6.『ソロモンの偽証 第III部 法廷 (下)』 宮部みゆき
9冊+6冊=15冊購入。
宮部みゆき長編がようやくそろったので、積読順番待ちの山に全部収納。後は読書
順番を待つばかり。同じ『模倣犯』文庫全6巻はいつまわってくるんだろう(汗)。
大衆作家として名前しか知らない(顔は昔のテレビ番組「ほんものは誰だ」で見たこ
とがある)柴田錬三郎作品も、近藤史恵のジュブナイルも楽しみ。新井素子作品の
「銀婚式」の文字を目にした時は、哀しいでも寂しいでもなく、なぜかしら少しの充
実感というか満足感というか、何とも形容しようのない想いをおぼえたのは、なんや
かんや言っても今の私は幸せなんだということかもしれない…(微笑)。
そいでは!!
2438. 2014年09月15日 06時12分28秒
投稿:SAMANA
今回、感想をもっと楽に書こうとしてキーワード的なものを書いてみま
した。ただ、やはり単語だけで示すのは難しいし、文才がないためくどく
書く癖が抜けず、中には「どこがキーワードやねん。ただの体言止めやな
いか」といったものが噴出。今一番欲しいものは文才です(爆)。
さてさて。それでは積読本状況詳細報告。
2014年08月の読了本
1.『銀河を呼ぶ声』 石原藤夫
2.『監禁』 ジェフリー・ディーヴァー
3.『恐竜がくれた夏休み』 はやみねかおる
4.『甦る推理雑誌3 「X」傑作選』 ミステリー文学資料館 編
5.『火神を盗め』 山田正紀
6.『ALONE TOGETHER』 本多孝好
7.『この手に孤独』 ハドリー・チェイス
8.『夢幻万華鏡』 冴木忍
9.『氷菓』 米澤穂信
10.『愚者のエンドロール』 米澤穂信
10冊読了。自分にしてはすごくいいペース。
1.は、ハードSF短編集。
「生きている海」がマイベスト・理解不能現象×難解科学理論=予想
外壮大イマジネーション・「夢見る宇宙人」ツツイ系ハードSF?・実
体化されない限りハードSFのキラメキは残る?
2.は、追跡サスペンス長編。
興味が持続するストーリー展開が上手い・やきもき感もナイス・冷静
にみればメインの驚きパーツはすぐ気づくたぐいのものなのに、気づ
けなかったのはそのせいか・会話も巧み・でも娘パートが少し判りづ
らかったのと心理操作面で少し都合よさを感じたのが残念
3.は、夏休み3部作として『バイバイスクール』『オタカラウォーズ』に続
く3作目長編。
基本はSF・今作もいかにもはやみねかおる的な、筋を通す好ましいキ
ャラ・甘酸っぱくてせつない想い・元気だして美亜ちゃん・「練習」
のテクニックが印象的
4.は、戦後昭和推理小説雑誌からのアンソロジー集第3弾。
思ってたより短編が粒ぞろい・甲乙つけがたく高木彬光「悪魔の護符」
がほぼマイベスト・エッセイにもニヤニヤ・井上良夫に好印象・これ
ほどの「ミステリ愛」をもってみたい
5.は、会社員冒険小説。
ケンリック『バーニーよ銃をとれ 』・浦沢直樹『パイナップル・ア
ーミー』・奇想天外なシチュエーションが最高・桂正太、一世一代の
舞台が最高・女性の扱いがイマイチ・だけどお勧め
6.は、ミステリ的味付けのある長編。
起伏はあるけど全体的には落ち着いた雰囲気のある話・繊細・ナイー
ヴ・心はガラス・心はカガミ・私のようなガサツ者には心底の理解は
出来かねないであろう感性の小説?
7.は、一種の巻き込まれ型サスペンス長編。
予想できなかったスリリング満点の巻き込まれ展開・こんな展開を生
み出すチェイスの思考に脱帽・ちょっと都合よすぎるしダメ主人公に
は共感できなかったけれど、好みのラストになって満足・ニーナの幸
せを希望・お勧め
8.は、明治時代が舞台のラノベミステリ。
真相の肝部分の扱いがすごく安易・事件自体はけっこう複雑・でもそ
れだけ・今みっつほどの出来・残念
9.は、学園日常の謎本格ミステリシリーズ1作目短編集。
無関心・絶対的な壁の崩壊・本気・犀川・名推理&名探偵として引き
立った、内容が伴ってこその、技巧(ホータローの「望んで〜になっ
たんですか」)。
10.は、9のシリーズ2作目長編。
名作・綾辻行人・ミステリ伏線のみならずストーリー構成展開伏線の
素晴らしさ・名探偵の、そして人間としての立ち位置・"ホータロー"
という存在の形成過程物語・カバー英文に驚きと喜びと感心(HP"黄
金の羊毛亭"管理人SAKATAMさんに感謝)・文句なしのお勧め
2014年08月の購入本等
1.『恐竜がくれた夏休み』 はやみねかおる
2.『真夜中の探偵』 有栖川有栖
3.『丸太町ルヴォワール』 円居挽
4.『烏丸ルヴォワール』 円居挽
5.『今出川ルヴォワール』 円居挽
6.『マスカレード・イブ』 東野圭吾
7.『ソロモンの偽証 第I部 事件 (上)』 宮部みゆき
8.『ソロモンの偽証 第I部 事件 (下)』 宮部みゆき
8冊購入等。調子に乗ったダメダメペース。
1.は、作家信頼買い。実は単行本刊行時、ミステリ作品ではなさそうだった
ので購入を見送ってました(汗)。今回、青い鳥文庫ででたため価格も
低くなったので購入。うううん。お金持ちになりたい(爆)。
2.も、作家信頼買い。何だか特殊な設定のミステリだとシリーズ2作目にし
て気づき、ちょと心配になりましたが、有栖川有栖だから大丈夫だろ
うと根拠なく感覚だけで思っています。
3〜5.は、ネット評判買い。あまりにも限定作家ばかり買ってる気がしてき
たので未購入作家ミステリを買おうと思いたって買ってみました。楽
しめればいいなぁ。
6.は、作家信頼買いでシリーズ2作目(になるのかな?)
最近、西澤作品は2作っほど積読順番がまわってきたけど、東野作品
が全然まわってこない。数えてみたら31作も積読になってました。
早く順番まわってこないかなぁ…<山を崩して先に読めよ
7と8.も、作家信頼買い。
文庫化がえらく早い気がします。しかも月2冊の3か月連続刊行のよ
うなので、9・10月は2冊は必ず購入することになって厳しい状況
が続きます。他の欲しいミステリ本を抑えることが出来るかどうか心
配です<絶対できません
そいでは!!
2436. 2014年08月07日 08時50分36秒
投稿:SAMANA
今回は残っていた先々月分の報告もあわせて書込み。なのでコメントも
短め。どんな作品だったか思い出すことと、自分の感想がどうとらえられ
てるものなのか知ってみたいことを目的に書込みするのに、いったい何を
してるんだか…(汗)。
さてさて。それでは積読本状況詳細報告。
2014年06月の読了本
1.『ローズマリーの赤ちゃん』 アイラ・レヴィン
2.『毒猿 新宿鮫II』 大沢在昌
3.『閉鎖のシステム』 秋田禎信
4.『赤い鯱』 西村寿行
5.『猫は殺しをかぎつける』 リリアン・J・ブラウン
6.『謀殺のチェス・ゲーム』 山田正紀
7.『ガーデン』 近藤史恵
8.『鏡の国のアリス』 広瀬正
2014年07月の読了本
9.『悪女イブ』 ハドリー・チェイス
10.『盗まれた国書 飛鳥探偵帖』 上宮真人
11.『カラス』 小川竜生
12.『おかしな死体ども 《吉田警部補苦虫捕物帳》』 海渡英祐
13.『ノクターン』 エド・マクベイン
14.『ビッグ・バッド・シティ』 エド・マクベイン
15.『崑崙遊撃隊』 山田正紀
16.『事件』 大岡昇平
8冊×2=16冊読了等。
1.は、恐怖の構築が個人的には少し冗長。アメリカの引っ越し形態という
本筋と関係ないわずかなところに面白みを感じた。
2.は、主人公は新宿鮫だけど、標的の毒猿と準主役の台湾刑事のキャラが
抜群。(アクション)小説としては事件規模が小さめに感じたが、
現実に立脚すればこれでもかなりの大事件だと納得。
3.は、一発ネタものだろうが、あまり面白く思えず。心理的にこう上手く
運ばれるものなのか、という説得力が生まれず。
4.は、後半の深海の攻防と原潜である鯱の始末方法が抜群。今では媒体が
何であれバッシングを受けそうな、徹底した男尊女卑描写が当時の
風潮を感じさせます。
5.は、アメリカ版三毛猫ホームズ(本末転倒)。猫の習性は知らないし好
きになれそうもないので、ライトミステリとしても面白さがあまり
味わえず。
6.は、これも2.と同じく直接敵対する2人のキャラの魅力抜群。解説の
西澤保彦がそんなにも山田正紀に入れ込んでいたことを知って驚き。
7.は、本格ミステリなのになぜか東直己テイストのハードボイルドの味わ
いを感じる。ラストシーンが影響したのかも。
8.は、鏡の考証について最後までついていけなかったけど、それでも充分
に楽しめた。ノスタルジックな味わいはこの作品でも健在。不思議。
9.は、暴力・バイオレンス系でなく堕落・凋落ドラマの作品だったので、
チェイス作品ながらあまりのめり込めず。
10.は、聖徳太子が名探偵役ながら、あまりに馴染みのない世界&政治駆け
引き的推理についていけず、プロローグが最も印象に残ってしまっ
た。
11.は、小川勝己と間違えて買った作品ながら、真の話し言葉のえげつない
大阪弁が効いてる「哀しいクズ」小説で楽しめた。
12.は、短編集。キャラは個性強い。ミステリネタはしっかり考えられてる
と思うが派手に見せてないので地味目。
13.は、過去読了のチェック漏れで読了に計上。
14.は、いつものモジュラー型ミステリで、その一つのキャレラの父殺害に
ついては、結果の良し悪しは別にして、終息したことが良かった。
15.は、幻の地、崑崙の本体と構成要素のSF創造が圧巻。感動すら覚えた。
素晴らしい創造力。
16.は、現実の事件で最終結論となる「判決」までの、「裁き」のなかで描
かれた展開ドラマが、ミステリ「小説」とは別種の面白さに満ち溢
れている。
2014年06月の購入本等
1.『春から夏、やがて冬』 歌野晶午
2.『翼のある依頼人 慶子さんとお仲間探偵団』 柄刀一
3.『ラバー・ソウル』 井上夢人
4.『赤い糸の呻き』 西澤保彦
5.『みんなのふこう〜葉崎は今夜も眠れない』 若竹七海
6.『御子柴くんの甘味と捜査』 若竹七海
7.『お文の影』 宮部みゆき
2014年07月の購入本等
8.『遺産相続の死角 東京〜札幌殺人ライン』 深谷忠記
9.『闇の喇叭』 有栖川有栖
10.『マスカレード・ホテル』 東野圭吾
11.『松谷警部と三鷹の石』 平石貴樹
7冊+4冊で11冊購入。
こうしてみると自分の読書傾向が、
・本格ミステリ系の作家作品がほとんど
・海外ミステリの読書はかなり消極的。
というのが判ります。範囲狭いなぁ…。
そいでは!!
[NAGAYA v3.13/N90201]