黒猫荘
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MAY茶房「ミステリ談話室」
オーナー:MAY
本に関する談話室です。
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1135. 2002年09月09日 17時59分13秒
投稿:ペコ
バビロンの大富豪読みました
この本は、ビジネスの専門書ですが、なんと言っても読みやすい、
わかりやすい!!
でも、実践しなきゃ何にもならないんですけどね。
でもお金に苦労している私にはいい薬ですね〜。
200回くらい読んだらご利益があるかも。
1134. 2002年09月05日 23時34分44秒
投稿:SAMANA
16号室SAMANAです〜。
『時計の中の骸骨』 カーター・ディクスン氏 読了
オカルト不可能犯罪ドタバタミステリでした(爆)。
前半の地の文は視覚的にさっぱりイメージがつかめず、会話が続く
ところなどは、頭の中で咀嚼出来ず理解してないままにページだけ
が進んでしまいました。う〜ん。本当に「慣れ」の問題なのかしら?
P.188〜189(ハヤカワ文庫版)のジェニーの話し言葉なんかはその
シーンが頭にはっきりと浮かんで、爆笑したんですけどねぇ(苦笑)。
後半のH・M卿の謎解きも状況がおぼろげにしか浮かばないため、
今いちよく理解(把握)できず。図、図、図が欲しい〜(爆)!!
しかし、H・M卿。事件を通じていったいどれだけ多くのカップル
と懇意になっていくのか、不思議です。事件が起きるたびに、巻き
込まれたカップルをしょっちゅう幸せに導いているような気がする
んですが・・・。ひょっとしてH・M卿はエンジェルちゃんなんで
しょうか(爆)?
そいでは!!
1133. 2002年09月03日 15時30分51秒
投稿:SAMANA
16号室SAMANAです〜。
『群青の夜の羽毛布』 山本文緒史 読了
私のお部屋「これワテ」で、「ミステリ作家じゃない作家のミステ
リ作品のお勧め」ということであがったこの作品の、お勧めいただ
いた年月日が99年10月16日。
かたや、山本作品の『恋愛中毒』が19位にランクインした「このミ
ス2000年版」の発行が99年12月29日。
先見の明がある人はやっぱりいるんだなぁ・・と驚いた次第です。
はい。これは立派なサスペンス・ミステリだと思います(笑)。
現代の病んだ家族関係が謎のベールでくるみこまれていますが、そ
のベールが鉄雄(=読者)の前で、徐々にはがされていきます。
終盤、話が暴走しだします。そして迎えるカタストロフィ・・・。
このラスト。ハッピーエンドだと思うんですけど違うかも(汗)?
「現代の病んだ〜」と書きましたが、基本的には現代でなくでも通
じる話だと思います。昭和、大正、明治。思いっきり遡れば江戸時
代でもあり得る話かも。ここにでてくる「母」は、子供を育てる身
の一人として、かなり自分を見つめなおさせてくれました(爆)。
解説で、この小説の不満点として「ミステリー風趣向がわかりづら
い」と書かれていました。人によっていろんな感じ方があるなぁと
思います。このミステリー風趣向があるからこそ、かなりのインパ
クトを読者に与えている、いわば「長所」だと私は思います。
『恋愛中毒』。やっぱり買って読もうかしら・・・(笑)?
そいでは!!
1132. 2002年09月01日 23時12分36秒
投稿:SAMANA
16号室SAMANAです〜。
『狂骨の夢』 京極夏彦氏 読了
京極堂シリーズ三作目。今作もかなり分厚いです。文庫版では加筆
されてるようですが、加筆せず、加えてあと1ページにつき1〜2行ほ
ど削ってくれたら良かったのに・・・。いや楽しんで読んだんです
けど、もうちょっと短いとさらに濃厚になるかなぁと(苦笑)。
しかしまぁ、よくこんな複雑でこんがらがった、かつ博覧強記が必
要な謎解き(特に白丘と降旗の「憑き物落し」)をパーツとして全
体のプロットが生み出されたものです(笑)。
途中、「読者からの挑戦」が差し込まれてもきっと誰も解決できな
いに違いない。クィーンでもポアロでも明智でも金田一でも出来な
いでしょう。でも、30号室の川口さんなら大丈夫かもしれない(爆)。
撃度は前作『魍魎の匣』のほうを先に読んでることもあり、息が止
まるほどのインパクトはありませんでした。
シリーズものですので、このインパクトは徐々に小さくなっていく
んでしょうね。逆にいえば、もし次作が、今作を上回るほどインパ
クトのあるミステリであったとしたら、いったいどこがどうなって
そうなっちゃうんでしょうか? 全く想像つきません(爆)?
そんな理由で、次作の『鉄鼠の檻』が非常に楽しみです(笑)。
そいでは!!
[NAGAYA v3.13/N90201]