黒猫荘
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これがワテのお勧めやねん!!
オーナー:SAMANA

SINCE 1999.5.4
ようこそ16号室へ!! 私がこの部屋でやろうとしていることは、

1)ミステリ未経験・経験少ない人にミステリ好きになってもらおう!!
2)ある程度の経験者にはまだまだこんなミステリがあるってことを知ってもらってますますミステリ好きになってもらおう!!
3)ミステリどっぷり者には、DEEPな情報をお互いに提供・体験してもらって「アッシャー家」のように泥沼に沈んでもらおう(笑)!!

と、要は「ミステリを好きになる人が増えればいいな」ってことです。
皆さん、「お勧め本」のご紹介よろしくお願いします。「お勧めダブり」は大歓迎。集計して「お勧め人気度」もだしたい(笑)。
でもネタバレはやめてね!!!

ウダ話OK。ミステリウダ話(ミステリにちょっとでも関係した雑談。例えば小ボケ・小ツッコミ・オフ話等)で
ミステリに興味を持ち始める可能性はあると思います。
ただしウダの内容は『皆様の良識』に期待!!
  13〜16件 
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2559. 2024年09月07日 16時34分29秒  投稿:SAMANA 

 今月、右足カテーテル手術のため、行き帰り含め15日〜18日まで
療養生活を過ごすことに。タバコ止められるかなぁ……( ノД`)シクシク…

 さてさて。それでは積読本状況詳細報告。

2024年8月の読了本

  1.『マールスドルフ城1945』 多島斗志之
  2.『疑惑の影』 ジョン・ディクスン・カー

 2冊読了等。
 カーの次の本が京極作品並みに分厚く、月内に読み切れなかったので
この冊数になってしまいました( ノД`)シクシク…。

極私的超アバウト評価

◎とても楽しめた
 なし。

○楽しめた
 『マールスドルフ城1945』

・普通
 『疑惑の影』

△あまり楽しめなかった
 なし。

×楽しめなかった
 なし。

『マールス〜』は、大戦末期でナチス崩壊寸前のドイツで日本人少年が巻き
込まれるサスペンスミステリ。
今作でも、文献や取材を素にした(であろう)多島描写が、かなり楽しめま
した。特にヒトラー・ナチ周辺のエピソード・戦場化ドイツの描写が印象的。
ただ、それらの面白さにストーリーとネタが若干追いついていない出来に思
えたのが残念。主要日本人2人の間の感傷面にもっと踏み込んだ展開が読み
たかったかも( ノД`)シクシク…。
『疑惑〜』は、カーミステリ主要名探偵のフェル博士と、2作?登場してい
る弁護士バトラーの2人が探偵役の、ある意味、怪奇活劇ミステリ。
王道的犯人と事件の流れへの関わり方はかなり面白く思ったものの、バトラ
ーの人物像の立ち位置がほとんど把握できなかったのが残念。読解力がない
のが一番の原因かもしれませんが( ノД`)シクシク…。


2024年8月の購入本等

  1.『シャルロットのアルバイト』 近藤史恵
  2.『方舟』 夕木春央

 2冊購入等。
 1人は未読作家ながら、ともに信頼作家信頼買い。
 近藤史恵はこれで購入文庫60冊目。かなり作品数多いなぁ。これからも
ますます積読が増えそうです( ノД`)シクシク…。
 夕木春央はこの作品の世評を知って買い始めた作家さん。幸いなことに作
品内容をこれまでいっさい目にしていない(記憶していない)ので、まっさ
らの状態で読めたらいいなぁ。読めなかったらどうしよう( ノД`)シクシク…。

今回、全部泣きっぱなしです。疲れてるもんなぁ( ノД`)シクシク…

そいでは!!

2558. 2024年08月11日 11時51分25秒  投稿:SAMANA 

 8月もお盆時期になってから、確かに暑いけれど朝晩は過ごしやすくなっ
てきたように思います。この気候が2、3日だけ限定でなければいいんだけ
れど……。酷暑激暑の日々はもうイヤだ〜〜〜(^-^;。

 さてさて。それでは積読本状況詳細報告。

2024年7月の読了本

  1.『成瀬は信じた道をいく』 宮島未奈
  2.『密偵ファルコ 砂漠の守護神』 リンゼイ・デイヴィス
  3.『怪盗クイーン インド『もう一つの0』』 はやみねかおる
  4.『愛人はやさしく殺せ』 笹沢左保
  5.『走らなあかん、夜明けまで』 大沢在昌

 5冊読了等。
 よく読んだほうです。というか今月は冊数よりも読書内容が充実していた
ことに嬉しさを覚えました。良かった良かったo(^▽^)o


極私的超アバウト評価

◎とても楽しめた
 『成瀬は信じた道をいく』『愛人はやさしく殺せ』『走らなあかん、夜明けまで』
 
○楽しめた
 なし。

・普通
 なし。

△あまり楽しめなかった
 『密偵ファルコ 砂漠の守護神』

×楽しめなかった
 なし。

□保留
 『怪盗クイーン インド『もう一つの0』』


『成瀬は〜』は、成瀬(ぜぜから?)シリーズ短編集の2作目。
感想は前月に書いた1作目と同じなので割愛。個人的に成瀬作品については
過去に遡った成瀬ストーリー(小中高時代)を書かれるより、作者のリアル
時間軸とおおむね合致させた、リアルタイム成瀬ストーリーを書いてほしい
と思っています。今の時代を過ごす成瀬の生き様を読んでいきたい。ただ、
数多くの成瀬ストーリーを読みたいのも確かなので、両方を満足させるには、
2ヶ月に1作のペースで成瀬ストーリーを作者さんには書き上げてほしいと
ころです<希望が無茶過ぎです(^-^;。

『愛人は〜』は、昭和平成推理小説界の巨人の長編作。
ある意味、この作家っぽい通俗小説的なタイトル(元タイトルから改変され
てるらしい)ですが、中身はバリバリの本格ミステリ。約380作の著作がある
超絶多作作家ながらなぜにこんなシステムトリッキーなネタを生み出せたの
か(しかも今作以外でも多数あり)、本当に不思議でなりません。読者の目
をそらさせる目くらまし設定も鮮やか。「本格ミステリの天才」と呼びたい
気分です。

『走らなあかん、夜明けまで』は、大阪ディープ地区を舞台に繰り広げられ
る巻き込まれ型タイムリミットサスペンス長編。
主人公は、東京者でごくごく普通で平凡な「良い」青年。
ヒロインは、コテコテなにわヤンチャ系でも心根はあったかい、世話好きな
「良い」おネェちゃん。
連れ合いは、下っ端ヤクザで抗えない弱さはあるけれど、不義理を悔やむ心
は持ってる「良い」バカ者。
ヒーローは、ケンカ名人ながら一般人の常識と強さと義理人情を持ち合わせ
た「良い」あんちゃん。
こんなキャラたちが、馴染みを感じる大阪の街を走り回ってアタフタするス
トーリーが私にとって面白くないわけがないっ!! 悪役側の憎々しさも効
果倍増でした。何といっても「大人だなぁ」とにやにやほっこりするラスト
のセリフが粋で、最後の最後にあったかさ満開。いやもう本当に堪能させて
もらいました。

『密偵ファルコ〜』は、古代ローマ時代を舞台に密偵を主人公にしたシリー
ズもの長編(6作目?)。
海外ユーモア風会話の妙が全く判らず、古代西洋史も全く興味がない私にと
っては中盤まで全く面白さを感じず文字を追うだけ状態。事件の真相探しを
しはじめたあたりから少しは話に入り込めるように感じたものの、結局は
「普通」までも至らず。このシリーズ作はもう積読に残ってないので、私の
ファルコシリーズはこれにて終了。ちゃんちゃん。

『怪盗クイーン〜』は、ジュブナイル怪盗ものシリーズ長編13作目。
単体作品だと思ってましたが、まだ2〜3冊ほど続く連作長編作品だったの
で感想は保留。う〜ん。作品として一気読みしたいところなので、正直、連
絡長編ということを事前に知っておきたかったです( ノД`)シクシク…。


2024年7月の購入本等

  1.『怪盗クイーン インド『もう一つの0』』 はやみねかおる

 1冊購入等。 正直、少なくて嬉しい(ほくほく)。

 現在のはやみねかおるを代表するシリーズの長編13作目。
 読了済なので紹介・感想等は上記書き込み済( ノД`)シクシク…<まだ泣いてる。

そいでは!!
2557. 2024年07月04日 11時29分27秒  投稿:SAMANA 

 ただいま人間ドックを終え、帰路途中の時間を活かして書き込み。
去年は胃カメラを口からで選択してエラい目にあった(おえおえげぼ
げぼ)ので、今年は鼻からカメラチャレンジ。結果、「おえ…」程度
でおさまってバンバンザイ。
今日はいい日だ、ゼゼカラだっ!<なにそれ?(^-^;

 さてさて。それでは積読本状況詳細報告。

2024年6月の読了本

  1.『彩紋家事件 前編 極上マジックサーカス』 清涼院流水
  2.『彩紋家事件 後編 下克上マスターピース』 清涼院流水
  3.『成瀬は天下を取りにいく』 宮島未奈

 3冊読了等。
 1&2がかなり分厚いかったけれど、もう少し早く読み進めたはず。
飽きがきたのが原因。もったいない…( ノД`)シクシク…。


極私的超アバウト評価

◎とても楽しめた
 『成瀬は天下を取りにいく』

○楽しめた
 『彩紋家事件 前編・後編』

・普通
 なし

△あまり楽しめなかった
 なし

×楽しめなかった
 なし

『彩紋家〜』は、新本格ミステリのジャンルでは異彩を放った孤高の?
異端児?の作家による長編ミステリ。
膨大な量の奇術をみせ、そのトリックを連続殺人の進行に沿ってふんだ
んに明かしていく展開は楽しめた(特にサーカスで次々と奇術をみせて
いく前半)ものの、体力が続かず後編途中からは惰性読書。
「小説でなく大説」と語るのも頷けるような独特の世界観・ジャンル不
能・派手な展開ストーリーなんで面白いことは面白いんですけど、どう
にも大言壮語すぎるのか繰り言が多すぎるのか、終盤には飽きて(特に
心が揺さぶらるほどの面白さは感じず。何だかなぁ…。
『成瀬〜』は個性的な主人公女子の中学〜高校時代を、周辺人物視点の
ストーリーも含めた短編集。
私にしては珍しく非ミステリの単行本。高世評が気になっていたところ
に続編作をありがたくも頂戴する機会があり、だったら1作目を買って
連チャン読書しなきゃ♪ という顛末。
小説・ドラマ・アニメ等のフィクション界ではある意味、ありがち的な
個性キャラですが、現実と超地続きの滋賀生活な描写が「身近にいる」
感たっぷりで「嬉しく思ってしまう」ため、読者は成瀬とその成瀬を慕
う人たちを超好きになってしまう…といったところでしょうか。もちろ
ん私も好きになりましたo(^◇^)o。
各話のエピソードも優しいだけじゃない、生きていくうえで当たり前に
生じるとても人間くさい感覚・感情も共感出来て、だからこそそこから
少し離れた成瀬の立ち振る舞いにしびれます。
個性的だけど、その根っこは正統派なピュア。そのあたりが同じ個性的
キャラでも、森博嗣が生み出した捻じれまくったピュアさ(これも好き)
が持ち味の犀川創平とは両極端だと少し思いました。
難を言えば、作品には全く関係ないけれど、本の帯の各者の一言コメン
ト。一言だけに絶賛強調味が強く、作品世界の「じわじわさ」とあまり
合ってないなぁと思ったり。売るため・売れるための手段というのはわ
かるけれど、感覚的にはやっぱりこの帯を「絶賛」できないっす…(^-^;。

2024年6月の購入本等

  1.『名探偵に甘美なる死を』 方丈貴恵
  2.『成瀬は天下を取りにいく』 宮島未奈
  3.『成瀬は信じた道をいく』 宮島未奈
  4.『たまごの旅人』 近藤史恵
  5.『よって件のごとし 三島屋変調百物語八之続』 宮部みゆき
  6.『黒牢城』 米澤穂信
  7.『悪魔のひじの家』 ジョン・ディクスン・カー

 7冊購入等。
 やっちまったよやっちまった。んでもこんなラインナップだと買い控
えは出来ないよなぁ…と自分で自分を慰めます。いやほんと仕方ないよ
これは……ヨシヨシ(。•ω•)ノ"(っ<。。)。

2&3は、シリーズ2冊目となる3をひっさびさのミステリ系オフ会で
ひっさびさにお会いした方から頂戴した(本当にありがとうございまし
た!!)ので、1冊目となる2が文庫化してから買って読もうとしたも
のの、2がまだ刊行して1年少ししか経ってないのが判ったため、2を
単行本購入。これだけ騒がれてたら文庫化が通常よりだいぶ先になるか
もしれませんし、悔いはありませんo(^◇^)o。
そのほかは定番作家信頼買い。4は、ひょっとするとミステリ色ないか
も。その分、7がコッテコテミステリのはずなのでバランスはとれてる
はず<ホントか?

そいでは!!
2556. 2024年06月02日 13時15分34秒  投稿:SAMANA 

 6/1。ひっさびさにオフ会に参加(といっても5人ぐらいだけど)。
10年以上お会いしていないみなさんの見た目が当時の記憶からほとんど
変わってなくて、ちょとびっくり。久々にこだわり系のよもやま話がた
くさんできて、とても楽しかったです。また機会があったらまったり遊
びたいですね。

 さてさて。それでは積読本状況詳細報告。

2024年5月の読了本

  1.『死ぬより簡単』 大沢在昌
  2.『黄金の守護精霊』 H・R・ハガード
  3.『霧の鬼畜』 笹沢左保
  4.『大東京三十五区 冥都七事件』 物集高音
  0.『十角館の殺人』 綾辻幸人

 5冊読了等。
 とってもいいペース。でもうち1冊は読了再読なので減数にはならず。
メッタクソ残念ですっ!!<そんな大仰なことか?

極私的超アバウト評価

◎とても楽しめた
 なし

○楽しめた
 『死ぬより簡単』『霧の鬼畜』『十角館の殺人』

・普通
 『黄金の守護精霊』『大東京三十五区 冥都七事件』

△あまり楽しめなかった
 なし

×楽しめなかった
 なし

1.はノーマルなハードボイルド短編集。
うんうん。大沢作品でこうい密度濃い目のストーリーが読みたかったんだ
よ、私は。久々に大沢短編に満足。んでもこの濃度のストーリーをユーモ
アハードボイルドで読んでみたいんだけれど、そもそもそれは無理な話な
のかなぁ…。
2.は約120年前の海外伝奇冒険小説。
当時は手に汗握るストーリーだったかもしれませんが、今の感覚だと起伏
のバランスが上手くとれてない感じ。直接的に思いっきり悪く書かれてい
るのに、なぜか悪役が悪役っぽく見えなかったのは、作者の根が上品だか
らとも思えたり(^-^;。
3.は昭和の御大作家の長編推理。
質的には正直、量産型ミステリの匂いが漂ってますが、それでも冒頭部分
からミステリの骨格はしっかり押さえられてるよなぁと読後すぐに感じた
ので「楽しめた」にしました。不思議なのは旅情サスペンスものではない
のに取材旅行による記述がそこかしこにみられること。これって取材旅行
はしたもののそれに適したストーリーが思いつかず、やむなくこの作品に
無理やりねじ込んだんじゃないかと邪推していたり(^-^;。
4.は昭和初期の登場人物が、更なる過去も含めて起きた不思議な出来事
の謎を解く短編集。
いかにも日本的な抑揚文体や、時代考証を反映させた内容には手間がかか
ってるとは思うものの内容としては……。ごめんなさい。正直、「普通」
だったと思います<(_ _)>。
読了再読の0.は、日本ミステリ年表が作られれば、まず間違いなく記載
されるであろう平成新本格の誕生を劇的に印象付けた本格ミステリ長編。
再読のため驚愕度はないものの、やはり楽しめました。再読での感想とし
ては
・齟齬がでないよう記述に相当注意してるように感じた
・エラリイが思っていた以上に常識人だった(奇人レベルではなかった)。
・メインネタ以外で全く記憶になかったとあるネタのキレが良かった。
・江南と守須を思い切り取り違え記憶していた(^-^;。
といった感じです。

2024年5月の購入本等

  1.『冬期限定ボンボンショコラ事件』 米澤穂信

 1冊購入等。
 本当はもう1冊購入予定でしたが、末日刊行ながら残業で営業時間中に
本屋に行けず、来月回しに。正直、買い残しは精神的にキツいなぁ〜。ま
だ1冊だったからよかったけど、これがもし3、4冊だったら……。考え
るだけで寒気がっ!!<そんな大仰なことか?

 今月も定番作家信頼買い。このシリーズ、まだ1作も読んでない(^-^;。
 米澤穂信といえば、評判のいいアニメ「氷菓」をとても見たいんだけれ
ど、アニメ化された話は先に原作を読みたい派なのに古典部シリーズはま
だ2冊しか読んでないので視聴できず。いつになったらアニメが見れるん
だろうか……┐('〜`;)┌ヤレヤレ

そいでは!!

[NAGAYA v3.13/N90201]