黒猫荘
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探偵作家・大阪圭吉の掲示板
オーナー:小林文庫


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309. 2001年11月06日 09時08分45秒  投稿:群竹 
宮澤さん、こんにちわ。

書評拝読いたしました。なるほどなるほど。

わたしは、巽さんへのレスで書きましたが、「圭吉の幽霊もの」という言葉で、ちょっとまとめてみたいとかねがね思っていました。参考になりました。巽さんがおっしゃるところの「アニミズムと人間の論理」というのがあって、ま、そのすきまにすっと幽霊(=怪奇)を登場させる。

かつて、こういう怪奇なムードの味付けを、わたしが「グロ」と呼んで、小林オーナーから疑問を示されたこともあるのですが、今でいう「オカルト的な味付け」=「怪奇なムード」も「グロ」と呼ぶなかに含まれていたのではと考えています。

戦前の発想ですから、そういう神がかりというか幽霊騒ぎも、現代よりもいくらかリアリティがあっただろうと思うのです。

あ、よろしかったら。投票をお願いいたします。

よかったと思うものに、何票入れていただいても構いません。
308. 2001年11月03日 07時43分06秒  投稿:宮澤@探偵小説頁 
 小林文庫オーナーさん、群竹さん、こんにちは。
 自分のサイトに『とむらい機関車』『銀座幽霊』の書評をアップしました。
 探偵小説頁を名乗る以上、大阪圭吉についてのまとまった記述は必須ですので、サイト開設以来の宿題をようやくやりとげた思いです。
 ご笑覧ください。

307. 2001年11月02日 18時58分08秒  投稿:soka 
初めまして、25号室のsokaと申します。

>大阪圭吾さん
御本はまだ読んだことがありません。(ゴメンナサイ)
これから読みたいと思います。


 冬も近いという事で「雪降る夜」に読みたいミステリを探しています。
 クリスマス、お正月、バレンタイン等何でも結構です。

では!


306. 2001年11月02日 18時09分34秒  投稿:巽昌章 
群竹様
お声をかけていただき、ありがとうございます。幽霊という表現もいいですね。露骨に犯人が跳梁するのでなく、世界のすきまからフッと生まれる出来事が事件になってしまう、というのが圭吉には多いように思います。表題に着目されておられるのも同感です。むかし、鮎川哲也さんのアンソロジーに「気狂い機関車」が採られたとき、「狂った機関車」と改題されており、それを見て、何か存在感が抜け落ちてしまったように感じたのです。そう思って見なおすと、彼の作品には擬人法的な表題が多い。それが、今回の解説の原型を書くきっかけでした。

[NAGAYA v3.13/N90201]