黒猫荘
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THE TELL-TALE HUT
オーナー:庵本譚
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115. 2005年01月24日 22時16分16秒
投稿:愛猫鉄人
皆様
いろいろご推薦頂きありがとうございます。最近古本屋へ行っても今一つ欲しい本が
無く、行きたいと言う気にもならなかったので、ちょっとは励みになるかもしれません。
取り敢えず100円縛りで探してみます。
>B&Wさま
「高校殺人事件」はおもしろかった記憶があります。ジュブナイルと言っても高学年以上向けだった様な印象でした。
114. 2005年01月23日 22時56分31秒
投稿:B&W
庵主様
先日の集合住宅の書き込みでは失礼をいたしました。確かに昔、この黒猫荘に間借りしていたことがあります。
初期の松本清張の「推理小説」ではアリバイ崩しが多用されますゆえ、世界最高のアリバイ崩し作家、鮎川哲也と比較されてしまうのは仕方がないと思います。
当方、清張はあまり読んではおりませぬが、ジュブナイル好きといたしましては「高校殺人事件」も捨てがたいです。
アリバイといえばビックリしたのが「樽」の新訳。久しぶりに読み返してみようかな、という気になっております。
ではでは。
113. 2005年01月23日 12時25分31秒
投稿:庵本譚
庵主です。
では小出しに復旧していきます(泣)
この4日間で、買った雑誌は
「本の雑誌 2004年2月号」(本の雑誌社)
業の深いコレクターさんたちの自慢のコレクションが紹介されています。
「彩古コレクション」に出てくる本は一冊も持っておりません。
ここまでレベルが違うと笑ってみていられます。
日下三蔵の「穴あき本」にはビックリ。
なるほど、そういう収集ジャンルがあったのかあ!
まあ、あの方の場合「穴があいていない本」の収集も只事じゃないですが。
買った新刊本は、
「聖なる怪物」DEウェストレイク(文春文庫)
能書きは感想に譲りますが、この本を買った時に、レジに積んであった
「ローレライ」完全ガイドブックなるチラシを一枚貰ってきました。
マニア的には、フィギュア付き4巻本よりも、こういう紙屑系が狙い目。
フィギュアはどの程度の大きさなのか判りませんが、
希望を言わせていただければ、ヤシの実を半分に割った中に浮かぶぐらい
でどうでしょうね?
買った古本は、
「蜜の森の凍える女神 」関田涙(講談社ノベルズ)
「新たな旅立ち」リンゼイ・デイヴィス(光文社文庫)
d「最高の悪運」DEウエストレイク(早川ミステリアスプレス文庫)
d「夜のフロスト」RDウィングフィールド(創元推理文庫)
「不運な死体」多岐川恭(光風社出版:帯)
いずれも百五円均一。
ダブリは、所持本がどこにあるのか判らないので、読むために買ったもの。
嬉しいのは多岐川恭ミステリーランドの第4巻。
これまで、なぜか縁がなかった本。
やっとこれで4巻揃いました。それも百五円で帯付き。
申し分ございません。
申し訳ございません。
届いた同人誌は
「COLUMBO! COLUMBO! VOL.1」
かの「刑事コロンボ読本」を編んだ町田暁雄さんが、コロンビーな仲間と
一緒に作った同人誌。冬コミケに出品されたらしいです。
書痴的には、デ・パルマが撮る筈だった没シナリオから大倉崇裕が
ノヴェライズした「クエンティン・リーの遺言」(3回連載)が目玉商品
なのでしょうが、エッセイの方も充実。主宰者が満を持してABC版の
新シリーズを紹介する「新・刑事コロンボ読本」、EQMMに投稿された
若き日のリンクとレビンソンの作品についてのあれこれ、イラストで綴る
ドッグ考、犯人役者のサイン収集道、最初のコロンボ俳優、日本での大ヒットの
蔭の立役者であるプロデューサー左近充洋インタビュー、意外な「翻訳者」の
正体が推理されるノヴェライズ考などなど、これは「買い」でしょう。
ただ、クロケンのパロディは寒すぎます。
「古本なのにサラ・ブックス」よりも寒いです。
「車を蹴飛ばし、プジョー暴行」ぐらいかな?うん。
オマケのコメントが素晴らしいだけに、残念です。
読んだ本は
「骨まで盗んで」DEウェストレイク(ハヤカワミステリ文庫)
「五色の雲」RVフーリック(ポケミス)
「敵手」ディック・フランシス(早川書房)
「聖なる怪物」DEウェストレイク(文春文庫)
「骨まで盗んで」DEウェストレイク(ハヤカワミステリ文庫)
ドードマンダーシリーズの第8作。
ウエストレイク版の「聖女の遺骨もとむ」ですが、この聖女の設定からして
不敬極まりない内容。骨自体はニック・ヴェルヴェットの標的並みに
価値がなさそうですが、分裂した国家の正統性を示すものとして、国連
加盟の切り札となると話は別。
極貧国相手にクールに決めるつもりが、人情故のディスカウントを迫られ、
更には、計画の思わぬ綻びにより、哀れドードマンダーはひとり囚われの身と
なってこの地球のいずことも知れぬ山奥に幽閉されてしまうのでありました。
軽快な語りのうちに聖女の遺骨をめぐるドタバタの争奪戦が繰り広げられますが
「ホット・ロック」のようなエスカレーションの美学には欠け、
前半部分と後半部分で分断された印象を受けます。
この書を「一編」の流れに織り上げているのは「国家」という「喜劇装置」の
存在。最後の最後にオマケのツイストまで加えて、ドードマンダーの失敗と
復讐のドラマを騙り尽します。この長さが必要かどうかは
「聞かないでくれ」って感じでしょうか?
「五色の雲」RVフーリック(ポケミス)
ディー判事の短篇集。ミステリ的には2分間推理パズル並みの内容ですが、
当時の時代風俗の中で展開されると、それぞれにインパクトのある読み物に
仕上がっていて、中国4千年の時代の厚みというか、オランダ人侮り難しと
いうか、いろいろと頭がさがる作品集です。これらのアイデアを転がし、
3つずつまとめて一つの長編にしていく、という形だったのかな?などと
今更ながら解析したりしております。一番の好みは、ディー判事が元帥を向こうに、
二つの中傷事件を解決してみせる「西沙の棺」。部下二人が活躍して、
このまま判事の出番がないかと思わせる「すりかえ」もよく出来ていました。
とりあえず、感想ここまで。
112. 2005年01月23日 09時57分33秒
投稿:庵本譚
庵主です
家人が風呂暖房を入れた途端にブレーカーが飛び
2時間かけて書いていた内容が吹っ飛びました。
しくしくしくしく
とりあえず、
レスのみ
たっくんさん
いらっしゃいませ。はじめまして。
清張本格作品のオススメありがとうございました。
「十万分の一の偶然」「高台の家」は読んだ筈ですが
「渦」「梅雨と西洋風呂」あたりと勘違いしているかもしれません。
これでは読んだといえませんですね。
「喪失の儀礼」「黒の回廊」は自信をもって未読です。
これは是非読んでみたいです。
「喪失の儀礼」は2ちゃんねるの清張板でも好評のようですね。
全集月報連載の「黒の回廊」、清張版の「観光団殺人事件」という噂
なので、非売品をブックオフで捕獲してあったのですが、さて、
どこへいったのやら。
清張と鮎哲を比べるのは、マツモトキヨシデパートのレコード売り場と
クラシックレコード専門店「AYU」を比べるようなものかもしれませんね。
なんでも揃う!スーパー宮部
アルバイト歓迎!大沢興信所
古本の京極堂(>まんまやん)
人形とゲームの店、アビコ玩具店
家のことなら綾辻不動産、
実践で実力アップ!笠井専門学校
本物そのまま!大藪モデルガン
深情けでお待ちする、小料理「志摩」
ホラーもギャグも冷たいぞー、二階堂冷蔵
お、なんぼでも、できちゃうぞ、探偵横丁名店街
(>とネタを振っておきます:笑)
よつやさん
「時間の習俗」にアンフェア表現があったのですか?
なにせ、読んだのが30年近く前の数をこなしていた頃なので
なんにも覚えておりません。
地の文で偽証拠を保証してしまうような書きぶりなのでしょうか?
「ゼロの焦点」は、なるほどいわれてみれば
はてなおじさんマークというよりも、黒猫マークですね。
アイリッシュを日本の風俗(当時)の中でやるとああなったのかも。
アリバイ・トリックも「今となっては」ですしねえ。
「若妻」という表現にはそそられます。
「若妻の密室」
「若妻のアリバイくずし」
「トライアル&若妻」
「若妻探偵の秘密調査ファイル」
などと書くと猫は猫でもフランス書院の赤猫マークっぽくて。
津村作品は翻案された火曜サスペンスの「女弁護士・高林鮎子」で相当数を
観てしまっているので、改めて本を読む気になれず、ごく初期作しか
読めていません。「保津峡殺人事件」も未読です。
ブックオフで遭遇したら確保しておきます。
とりあえず、すべての若妻サスペンスの原点は「幻の女」である、
というのを本項の結論とさせていただきます。(>唐突過ぎ)
書込みありがとうございました。
[NAGAYA v3.13/N90201]