黒猫荘
(mobile版)

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[入居者リスト]


カフェ「白梅軒」
オーナー:川口且真

(OPEN:1999年7月19日)

「白梅軒」へようこそ。

  101〜104件 
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4709. 2011年09月06日 00時20分42秒  投稿:かわぐち 
>よしださま
おっしゃるとおりでございます。この天気でなんで熱海に?とは私自身現地で思いました。
書きましたように、1ヶ月前から予約した旧日向別邸と、10日で期限切れになる青春18きっぷがなければ、家でテレビ観ていたに違いないんですけど。

9月4日
くすのきホールの古本市へ。
購入は、
徳川義親『じゃがたら紀行』−尾張徳川家の19代当主であり、侯爵の地位を得た貴族が、大正10年と昭和4年の二度にわたりジャワ・マレーで狩猟旅行に出かけた紀行文。
読んだし、持ってもいたはずなのに見つからないので、安かったこともあり購入。この人物については荒俣宏『大東亜科学樹綺譚』(ちくま文庫)にも紹介あり。
加藤久祚『ユーラシア文明の旅』−こちらはソ連、サマルカンド、モンゴルを巡る。
吉田秀和『レコードのモーツァルト』−吉田秀和の本は熱心とまではいかないが、古本で見つけるとつい購入。音楽評の確かさもあることながら、音楽についてこういう美しい文章が書けることを羨ましく思う。
以上、すべて中公文庫。

買い物後は友人とコーヒー。なんだかんだと2時間居座ってしまった。
ツイッターの話がでるが、ここが私の長文可能な「つぶやき」の場であるので、わざわざ他に書く気にはなれない。

9月5日
仕事のあと渋谷へ。PARCOで開催中の「ウルトラQリターンズ展」を観る。
怪獣絵師・開田裕治の作品。LDのジャケット原画が中心。
リターンズ限定Tシャツと、開田氏の作品絵葉書、さらに氏による怪獣解剖図絵葉書を購入。
渋谷ブックオフにて、ル・コルビジェ『伽藍が白かったとき』(岩波文庫)購入。
4708. 2011年09月04日 20時39分40秒  投稿:よしだ まさし 
このタイミングで熱海に行っちゃいますか(笑)
下手をすれば、電車が止まる可能性もあっただろうし、天気によっては向こうでの移動も大変でしょうに。

「起雲閣」は数年前に行ってきました。
建築物に関してはまったくの素人ですが、けっこう楽しかったです。
4707. 2011年09月03日 21時08分57秒  投稿:かわぐち 
9月3日
台風の影響で大荒れの天気の中、熱海へ。
主目的はブルーノ・タウト改修の日向別邸の見学。ここは1ヶ月前に予約を入れなければならず、実は3月に予約していたのだが、まさかの地震でキャンセル、今回リベンジのつもりで再予約したのでいまさらやめられなかった。
日本に残る唯一のタウト建築(関連)作であり、日本の建築に受けた影響が表れているのだが、やはり「改修」とあって、本来の「設計」作のような個性を期待はできないようだ。
といっても、タウト作品を何一つ実見したわけではないので、語る資格がないのは百も承知。

せっかく熱海まで出かけたのであるからと「起雲閣」へ。大正8年内田信也が建てた別荘を東武鉄道の経営者根津嘉一郎が購入・増築、その後昭和22年より旅館として使われていた建築。
洋館部分はおもしろいが、和式の部屋のほうは、よくも悪くも「豪華な和式旅館」以外の何物でもないなというのが、正直な感想。

その後は国文学者佐々木信綱の旧居「凌寒荘」に行こうと思ったのだが、雨が激しくて断念。伊藤に向かい、昭和3年より平成9年まで営業を続けてきた旅館「東海館」へ。ここでは見学&入浴。
「起雲閣」はちょっと庶民とは別世界の雰囲気であったが、こちらはまあもっとくだけた感じかな。

駅に向かう途中の和菓子屋で少しずつ、いろいろ買ってしまい、帰宅。

前回より購入は、田中於菟弥『インド・色好みの構造』(春秋社)。たしかその昔ゾッキ本でみた記憶があり、探していたのだがなかなか入手できなかった本。
サンスクリット文学やアラビア文学の関連本は、知識不足を痛感しているので、つい手がのびてしまう。
読了は『世界の名著 カント』(中央公論社)。
4706. 2011年08月28日 20時54分53秒  投稿:かわぐち 
今回もネタがないので、本の紹介でも。

Stephen D. Korshak(ed.)- FROM THE PEN OF PAUL: THE FANTASTIC IMAGES OF FRANK R. PAUL (SHASTA PHENIX, 2009)
1884年に生まれ、1940〜50年代のSFパルプマガジン時代に活躍したイラストレーター、フランク・パウルの画集。
Amazing StoriesやWonder Storiesの表紙絵などのカバーギャラリーも嬉しいが、おそらく原画撮影による図版が豊富なのも特筆もの。
そのほとんどがカラーで鮮明な印刷であり、SFファンにはかけがえのない一冊になるのでは。
私は普通のハードカバー版を買ったが、あとで函入りのスペシャル版があることを知った(編者サイン入りのデラックス版もあり)。
パウルの異性人画については、荒俣宏『バッドテイスト』(集英社文庫)に言及あり。そこで氏は「20世紀が生んだもっとも驚異すべきアート。それは見たこともない宇宙人の肖像を描くことだった」として紹介している。
(もっと古くはSFアートの基本図書の一冊、David Kyle- THE ILLUSTRATED BOOK OF SCIENCE FICTION & DREAMSにも紹介あり)

読了できた本は一冊もなし。購入は野上弥生子『欧州の旅』(全3冊)(岩波文庫)のみ。

[NAGAYA v3.13/N90201]