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| 短いことはいいことだ |
オーナー：花井圭太 |
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| 1110. 2004年09月03日 06時00分17秒 投稿：花井圭太 |
| おはようございます、花井です。 朝はめっきり涼しくなりました、などと似合わぬ挨拶をしてみる。 先日、チャットでお薦めをいただいた『百万回生きた猫』というのを借りてみようと 図書館にいったら１冊も有りませんでした。１０冊ほど有るというのにだよ。 へえ〜〜、人気あるんだなあと、自分の無知に気が付く。 ふと、おもいつき一緒に行った娘に、この話知ってるか？と、聞いてみると、知ってるか？とはなんだ、 ということで、いかに素晴らしい話であるか、滔々とレクチャーされてしまった。 あらためて自分の無知蒙昧に気が付く１日でありました、嗚呼。 で、今は『ＳＦ雑誌の歴史 パルプマガジンの饗宴』というのを読んでおります。 それでは、また。 |
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| 1109. 2004年08月30日 22時00分23秒 投稿：花井圭太 |
| こんばんは、花井です。 ああ、またこの季節が巡ってまいりました。 完全に僕の自由研究になってるし、息子よ！いつもより１日早いと自慢してる場合か？ 疲れたあ〜〜。 で、某所で好評の 『スミスにおまかせ』（Ｐ・Ｇ・ウッドハウス）読了。 あまりに予想通り過ぎて悔しいくらいのおもしろさ。巻置く能わずです。ま、しかしそれが狙いの本ですし（負け惜しみ？）。 しかし、設定だけとるとユーモア文学というのは、悲惨な状態じゃないですか。実人生と同じくらいな。 そこを、こんな偶然ありなの？の連発の展開とボケた状況理解の連続ですり抜けるというおとなのファンタジイ（実際もこうあってくれたら..）のような気が。 ようするに よしもと と同じですね（笑）。うわ、暴言か？ それでは。 |
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| 1108. 2004年08月24日 08時59分39秒 投稿：花井圭太 |
| おはようございます、花井です。 なんか久し振りになってしまった。別にこれといって理由があったわけではないのだが。 夏バテか？オリンピックボケか？ ということで、 『プリズマティカ』（サミュエル・Ｒ・ディレイニー）読了。 某所で話題になっていたので無謀にも。 「プリズマティカ」 「コロナ」 「エンパイア・スター」 「時は準宝石の螺旋のように」 「オメガヘルム」 「廃墟」 「われら異形の軍団は、地を這う線にまたがって進む」 以上７編 ＳＦは、よう解らんのですが雰囲気を楽しめばよいのでしょう？ならば、最高にグッドでやんした。特に１、３、７編目はステキです。 しかし、ＳＦ者は、「シンプレックス、コンプレックス、マルチプレックス」なんてのを立派に解釈して読んでおられるのでしょうか、嗚呼。 それでは、また。 |
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| 1107. 2004年08月07日 21時09分43秒 投稿：花井圭太 |
| こんばんは、花井です。 『怪盗ニック対女怪盗サンドラ』読みました！ 「白の女王のメニューを盗め」 「図書館の本を盗め」 「紙細工の城を盗め」 「色褪せた国旗を盗め」 「レオポルド警部のバッジを盗め」 「禿げた男の櫛を盗め」 「蛇使いの籠を盗め」 「バースデイ・ケーキのロウソクを盗め」 「浴室の体重計を盗め」 「ダブル・エレファントを盗め」 の１０編です。 ふふふ、やっぱりこういうのを読むのがミステリ読みには最高に癒されますね。 娯楽読み物としては、これ以上のものは考えられません。 プールの水を盗むのに出会って以来、幾星霜、これからも盗りまくっていただきたい�� それでは〜。 |
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| 1106. 2004年08月03日 08時45分48秒 投稿：花井圭太 |
| おはようございます、花井です。 また横道に逸れて 『文豪たちの大喧嘩―鴎外・逍遥・樗牛』（谷沢永一）読了。 まえに読んだ『近代文学評論選』の流れで、近代文学での論争を扱った本書を読む。 めっちゃくっちゃ面白い。 有名な鴎外・逍遥の没理想論争や樗牛の美的生活を論ずるに発する喧々諤々っぷり。 エンタメとして最高ですね（笑）。そして、個々の内容については勿論ですが、 論争というものは、どうしてこうなっちゃうのであろうか？っていうところが興味津々 著者も申しております。 「私は近代の論争を大体すべて読み、本当に意味のある論争は暁天の星だと 思っている」 まあ、争ですからね。負けたくないという気持ちがどうしても先に立つんでしょうね。 「…相撲で言うなら禁じ手の秘術を尽くす。問題の核心は避け通して論点を擦り替え、 相手の主張を無理無体に捩じ曲げ捏ねくり、自分が撃ち易いような見掛け倒しの標的に 仕立て上げ、イヤミ皮肉あてこすり嫌がらせを連発した。」 なんてことになってしまうのだ。 まあ、ネットでもちょくちょく論争があるが、同じだなあ、、という感想（爆）。 著者は開高健のお友達として著名（失礼！）な御方でいっぱい著書が在られますが、 本職？といえば近代文藝評論史なんだそうです。 関係著書は本書を除けば４冊。 『大正期の文藝評論』 処女出版。 『十五人の傑作』 『谷沢永一書誌学研叢』 『近代評論の構造』 う〜〜ん、硬い題名だなあ。。 もう１冊 『あやし〜怪〜』（宮部みゆき）読了。 『終日犯罪』に「時雨鬼」が選ばれていたので。 怪談集です。やっぱり、いちだん「時雨鬼」が抜けてるかしら。 「居眠り心中」 「影牢」 「布団部屋」 「梅の雨降る」 「安達家の鬼」 「女の首」 「時雨鬼」 「灰神楽」 「蜆塚」 以上９編 それでは。 |
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| 1105. 2004年07月31日 13時27分55秒 投稿：花井圭太 |
| こんにちは、花井です。 『狩場の悲劇』（世界推理小説体系 ５）読了。 流麗な自然描写や細緻な心理分析が探偵小説にはもったいないのではないか（笑）。 文学と探偵小説の関係というどうしょうもない問題を考えたくなっちゃいますね。 せっかく造型してきた人物がトリックのためにその不自然さを露呈するというところか チェーホフもお金が欲しかった若書きのための探偵小説だったんでしょうね。 その後に探偵小説に進んでいないところをみると、、 ではでは。 |
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| 1104. 2004年07月28日 22時53分07秒 投稿：花井圭太 |
| こんばんは、花井です。 『スミルノ博士の日記』読了。 『水面の星座 水底の宝石』のせいなんでしょう。いまさら、こんなんの読書ですね、 この東都書房の世界推理小説体系ってやつ。高校の図書館に並んでたよなあ。パラパラ と手には取ったが読んだりせんかったのよね。こういうところで勉強（？）しておけば もうちっとは、ましな読者になれたかも。。 博士という語感からか、もっと年寄りの御方を想像してました。こんな、お茶目に女装 しちゃったり、パンチ喰らわしたりする博士とはね。 いまとなっては、その頃の普通の平凡な平均的な探偵小説っていう感じしかうけないけ どなあ。ネタは割れてるってのもあるんだが。併碌されている『狩場の悲劇』と比べちゃったりすると格の違いは歴然たるものだわいな。ま、チェーホフではしょうがない か？ それでは。 |
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| 1103. 2004年07月25日 22時09分40秒 投稿：花井圭太 |
| こんばんは、花井です。 ちょっとだけ、直りかけてきたかな、顔面麻痺。って感じ。 去年に引き続き某少女コミックのファンの集いに付き合わされて閉口気味。それにしても、幼気（？）な少女たちを騙して売り付けるグッズとか称する商品の数々は、なんなんでしょうね。悪徳商人の巣窟に乗り込んだ気分。印篭を持った正義の味方でもこないかしらなどと考えつつウロウロしていたのは、ついていけてないお父さんでした（涙） 『フェッセンデンの宇宙』（エドモンド・ハミルトン）読了。 清く正しく美しかったころのＳＦ（意味不明）の香りとその短編のまとまりとしての美しさ。。絶品ですね、しかし。 「フェッセンデンの宇宙」 人工宇宙テーマの名作。 「風の子供」 メリット流の秘境冒険譚。 「向こうはどんなところだい？」 火星探検をリアリスティックに描いた傑作。 「帰ってきた男」 哀切きわまりないゴーストストーリー。 「凶運の彗星」 〈世界破壊者〉時代の典型的な侵略もの。 「追放者」 一種のクラブ・ストーリー、ショート・ショート。 「翼を持つ男」 ミュータント・テーマの佳作。 「太陽の炎」 想定外知性体との遭遇を描く傑作。 「夢見る者の世界」 「胡蝶の夢」テーマの変種であるファンタシー。 というヴァラエティに富んだ９編。 行列が長かったので読めましたよ、これ。傑作でしたので退屈せずに済む。 それでは。 |
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| 1102. 2004年07月22日 09時16分25秒 投稿：花井圭太 |
| おはようございます、花井です。 あ〜〜あ、夏休みだよ、夏休み。。家に余計なんが二匹ゴロゴロしだすウットウしさはどうしたもんでしょう（笑）。 『誰でもない男の裁判』（Ａ・Ｈ・Ｚ・カー）読了。 なんということか、この短編集が読めることになろうとは。微妙な気持ちかしら？ もちろん、嬉しくないことはないのだが、手放しに、という気にはなれないような。 ＨＭＭの’７８年 ２月、３月号 表紙はメグレにブラウン神父だよ。（この年は真鍋 さんの名探偵シリーズが表紙）。僕がこの雑誌を読み始めた年だからして印象に残って いるんでしょうね、山口雅也氏のプレイバック。ここで紹介された幻のカー短編集の魅 惑的だったことよ！ それから幾星霜。。感慨深いものが。。 「黒い小猫」 「虎よ！虎よ！」 「誰でもない男の裁判」 「猫探し」 「市庁舎の殺人」 「ジメルマンのソース」 「ティモシー・マークルの選択」 「姓名判断殺人事件」 以上の８編。 山口さんがいってるようにダールやエリンのような異色作家風な味わいを求めるとちょっと×かも。 今回、読んだらその異色っぽい匂いがある「ジメルマンのソース」が却って印象に残ってしまったかしら。 藤原編集室さんの 今日は何の日 が一周してしまいましたね。更新はされるんでしょうか？ では、では。 |
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| 1101. 2004年07月16日 12時03分52秒 投稿：花井圭太 |
| おはようございます、花井です。 はじめて読みましたよ。ビッスン！！ 『ふたりジャネット』読了しました。 以下の９編。 「熊が火を発見する」 ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞、 デイヴィス読者賞、スタージョン記念賞獲得！ 「アンを押してください」 ヒューゴー賞候補 「未来からきたふたり組」 「英国航行中」 ネビュラ賞候補 「ふたりジャネット」 「冥界飛行士」 ネビュラ賞候補 「穴のなかの穴」 《万能中国人ウィルスン・ウー》シリーズ第一作 「宇宙のはずれ」 《万能中国人ウィルスン・ウー》シリーズ第二作 「時間どおりに教会へ」 《万能中国人ウィルスン・ウー》シリーズ第三作 笑ってしまった。そのお茶目さぐあいに。 さいしょの熊のやつからして、松明をかかげる三百ポンドの巨体を想像すれば笑うしかないでしょ。 こんなんが、なんでＳＦ各賞を総嘗めなのだ？という気がしないでもなかったが、解説でも 触れられているがアメリカ南部の〈ほら話〉の伝統というやつなんでしょうね。アメリカ人は こういうの好きなんだ！ＳＦ＝ほら話。。 ほらといえば、ウィルスン・ウーの略歴がこうだ。（「時間どおりに教会へ」から） だれもがウィルスン・ウーみたいな友人を持つべきだ。おれの新郎付き添い 役であるウーは、ブロンクス科学学校で物理学を学び、パリでパン職人の修業 をし、プリンストンで数学を専攻し、台湾で漢方を修め、ハーヴァード（いや、 イエールだったか？）で法律を学び、ゴビ砂漠の隊商宿で隊商の修業をした。 彼が中国系アメリカ人で、対数計算機を使えば一分以内に十二弦ギターをチュ ーニングできて、身長が一メートル八十六あることはいったっけ？リーガル・ エイド法律事務所に勤めているときおれと出会い、ヴォルヴォを運転して、月 に行った。でも、それはまたべつの話だ。それから彼はハワイへ行き、〈宇宙 のはずれ〉を見つけたが、そいつもやっぱりまたべつの話だ。いま彼は気象学 的昆虫学者として、それがなんであるにしろ、ケツァールカンのジャングルで 働いている。 てなもんです。お暇な方はお読みくださいませ。 では。 |
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| 1100. 2004年07月14日 22時27分33秒 投稿：花井圭太 |
| こんばんは、花井です。 も〜〜、暑くて暑くて読書どころないですよね、まったく。 と、いいつつ藤沢周平。 『暗殺の年輪』（ごく初期の短編集成）読了。 「溟い海」 第３８回オール読物新人賞受賞。デヴュー作。 第６５回直木賞候補。この回は該当作なし。 他に 広瀬正『ツィス』 笹沢左保「中山峠に地獄をみた」なんか。 「囮」 第６６回直木賞候補。この回も該当作なし。 他に 広瀬正『エロス』 田中小実昌『自動巻時計の一日』なんか。 「黒い縄」 第６８回直木賞候補。この回もまたまた該当作なし。 ちなみに６７回は 綱淵謙錠『斬』 井上ひさし「手鎖心中」が受賞。 「暗殺の年輪」第６９回直木賞受賞。 ちなみに同時受賞は 長部日出雄「津軽世去れ節」 「津軽じょんから節」 「ただ一撃」 の以上５編です。 もう、まったくの快打連発でございます。素晴らしい。デヴュー直後から完成されています。そして、とどめは最後の「ただ一撃」です。これは永遠のマスターピースでしょう。刈谷範兵衛は強そうだ！剣豪投票１位にしたい。でも、なんつっても三緒さん、う〜む、なんてこったい。泣いたぞな。うっとりしたぞな。 それでは。 |
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| 1099. 2004年07月10日 22時13分52秒 投稿：花井圭太 |
| こんばんは、花井です。 へ〜、各サイトでポワロのアニメは取り上げられてますね。ミステリ・サイトとしては 捨てておけないネーム・ヴァリューなんですね。やっぱクリスティは。。 『樅の木は残った（上）（中）（下）』（山本周五郎）読了。 藤沢周平先生の御愛読＝周五郎先生ということで、前から読むぞ！と、いってたことも あるし〜で、読みました。しっかし、３冊本だよ、まったく。 大河ドラマでお馴染みの（いつの時代だ、いったい！）原田甲斐さんのおはなし。 耐えて耐えて耐え忍ぶという、なんとも精神衛生上よろしくないことおびただしい。 スカットせんぞ。 しかし、まあ名作でしょう、涙、涙。 （栗原小巻の役は原作にないのか！） では〜。 |
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| 1098. 2004年07月05日 22時25分27秒 投稿：花井圭太 |
| こんばんは、花井です。 ＞あまのはじめ様 これは、これは、丁寧な御挨拶ありがとう存じます（笑）。 ホジスンって、、『マタンゴ』〜〜ですよね。いいな、いいな、おもしろそう、御報告まってます。 御心配ありがとうございます。。怪我ではないんです。原因不明です。或る朝突然に神経が麻痺していました。原因不明の時は、医者はストレスです、とかいうんだよね。。 心当たり無いんだけどなぁ。 命に別状ございませんので、そのうち直るでしょう。。 『探偵小説のプロフィル』（井上良夫）読了。 なんとはなしに買ってあった本を気まぐれに手を出す。まあ、名古屋の人だから，， バリバリの活動期間は５年間（昭和８〜１２年）なんですね！ クリスチイは、今年「オリエント急行車内の殺人」という新作を発表している。 これもポワロ物であるという、とにかく広告によると、非常な傑作であるそうだが 例によってあてにはならない。 などという記述を読むと微笑ましい。 メモ代わり 『ゼラルディン・フォスター殺害事件』 『ナイト・クラブ・レディ殺害事件』 アンソニイ・アボット 『殺人鬼』 マーチン・ポーロック 『首切人の客』 スチュアート・マーチン 『双生児殺害事件』 ホレース・Ｇ・ハッチンスン 『叫ぶ穴』 アーサー・Ｊ・リース 『マーストン殺害事件』 Ｗ・Ａ・ストウエル 『実験室の殺人』 Ｔ・Ｌ・デヴィッドスン 『矛盾する悪人』 テムプル・エリス 『金貸業者の行方』 スタンリイ・サイクス 『再び起こるべき殺人』 イザベル・ブリッグス・マイヤース 『ビーコン街の殺人』 ロージャー・スカーレット 『ベラミイ事件』 フランセス・ノイズ・ハート 『共犯者』 フレデリック・ヒル 『狂った殺人』 フィリップ・マクドナルド 『ショック』 ヴァージル・マーカム 『ヒズ・マスターズ・ヴォイス』 アイヴィ・ロー 『黒門屋敷の怪事』 Ｂ・Ｇ・クイン 『殺人屋敷』 ハーマン・ランドン 『ウェア氏事件』 Ｇ・Ｐ・バンクロフト 『隠された部屋の秘密』 マリオン・ハーヴェイ 『細菌王』 ロバート・Ｗ・サーヴィス ウ〜〜ム、これらの名作を読んでみたいもんだ。そそられ〜る（笑）。 で〜は。 |
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1097. 2004年07月05日 16時14分19秒
投稿：あまのはじめ ［http://www4.airnet.ne.jp/szur/］ |
| こんにちは。47号室に引っ越した天野です。 いまさらですが入居の挨拶に……やっぱり遅いか。 さて、最近はあまり短編を読んでおりませんでした。 次に読む予定なのがホジスンの『夜の声』なので、これが面白かったら報告に来やす。 短編といえば、E・クリスピンのフェン物の短編集でないかなあーというのが最近の希望です。 ところで、お怪我（？）の具合はいかがですか？ 杜呂さんとのミニミニオフでも、花井さんだいじょうぶかね〜・・・という話になりました。 それではこれからもよろしくお願いします〜。 |
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| 1096. 2004年07月03日 22時56分10秒 投稿：花井圭太 |
| こんばんは、花井です。 また、また、久し振りになってしまった。 特に来れない理由はなかったのだが、パソコン部屋が暑いのよね。近寄りたくない！ ＞砂時計様 前回のミニモニは、ミルモＳＰに負けて見させてもらえませんでした、ははは。 次回こそは...........。 ＞みわっち。様 そっか、４周年の記念オフだったんですか！う〜〜む、御返事はお伺いして。 この間に読んだ本といえば...... 『蝉しぐれ』（藤沢周平）読了。 うぅ〜〜、おじさん読書をしてしまったかも。。 評判通りといってよろしいのでしょうか。もう情感たっぷりの自然描写に、抑制された筆使いで語られる悲恋模様。涙無しでは読めませぬ。秘剣村雨はなんのこっちゃようわかりませんが。。 が、ミステリ読みの性。どうしても、なっ、なんと！というストーリー展開を期待してしまうわけ。まっ、しかし、ぐっ、とくる友情で結ばれた彼等が敵味方になったりするわきゃないわな。 それでは。 |
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| 1095. 2004年07月01日 09時47分20秒 投稿：みわっち。 |
| どおも。１３号室のみわっち。でございます。 大変ごあいさつが遅くなっておりますが、５月のオフはお疲れ様でした（爆）。 急なお話なんですが、この７月で入居してから丸４年、ということで記念のオフ会を開こうかと思いまして。 日程としては７月１８日の日曜日を考えているのですが、３連休の中日となりますし、花井さんのご都合はいかがなものでございますでしょう？ 集合は例によってＪＲ金山改札出口に１３時３０分頃と考えております。 ぜひぜひよろしくお願いいたします。 |
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| 1094. 2004年06月30日 15時03分03秒 投稿：砂時計 |
| 11号室の砂時計です。 遅くなりましたが、入居の挨拶に参りました（ご来室ありがとうございました）。 花井さまの読了報告、いつも楽しく読ませていただいております。 自分は、小学六年のときに『犬神家の一族』を読んで以来、ほとんど推理小説にしか触れてこなかったので、それ以外の文学作品は未知の領域だったりするのですが（高校のとき読書感想文用に『雪国』を読んだことぐらいしか思い出せません。「指が覚えている」について文章をダラダラ書き連ねたけど結局提出しなかったような）。 『ミニモニ。でブレーメンの音楽隊』をご視聴いただき、ありがとうございます！ 自分もこのドラマを見るまで童話「ブレーメンの音楽隊」のストーリーなど忘れちゃってました。 来週放送の第３回でドンキーが説明するんですけどね。 そんなわけで、『ミニモニ。でブレーメンの音楽隊』ともども、今後ともよろしくお願いします（って、どんな挨拶や）。 |
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| 1093. 2004年06月27日 21時17分48秒 投稿：花井圭太 |
| こんばんは、花井です。 うふふふふ、オランダいけるかも、そんな予感が... （もっとも、いつも負けるまでは予感が漂うのだが（爆））！ 『終日犯罪 ミステリー傑作選４４』読了。 前にも言ってるけど、いまだに僕がミステリーにかろうじて引っ掛かっているのは、 このシリーズのおかげかもしれない。 「時雨鬼」 （宮部みゆき） 「百魔術」 （泡坂妻夫） 「上陸」 （五條瑛） 「邪宗仏」 （北森鴻） 「バベル島」 （若竹七海） 「奈落闇恋乃道行」 （翔田寛） 「事故係生稲昇太の多感」（首藤瓜於） 「サージャリ・マシン」 （草上仁） 「死神」 （馳星周） たしかに、どれも素晴らしい出来ですよね。収録の短編集が読みたいもんだ。 最近の解説は親切なので、そういう場合の案内ができてますよね。これは、いいことだ。 それでは。。 |
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| 1092. 2004年06月25日 10時13分52秒 投稿：花井圭太 |
| こんにちは、花井です。 ベッカム、またやってしまいましたねえ〜、もったいない。 火曜日には、砂時計様、一押しのミニモニを慌てて視聴いたす。子供は”ミカちゃんだ〜””山ちゃんだ〜”と、大喜びです。おとうさんは、”「ブレーメンの音楽隊」って、どんな話だっけ？”と、呟いたら”バッカじゃない、この人”と、いわれてしまい、凹んでいます（涙）。 『奇妙なはなし アンソロジー人間の情景６』（文春文庫）読了。 文藝春秋７０周年記念出版のアンソロジーの一冊。 解説は都筑道夫さん、巻頭に彼の訳の「ミリアム」が載っているせい？ いつものだらだら解説ですが、なかには、いいこといってるじゃない風のところもあるので抜き出しご紹介。 「...小説は書くものにとっても、読むものにとっても、怖いのだ。もちろん、エンタテインメントは、なぐさみに読み、時間つぶしに読んでいい。正座して、目を光らして、読むことはない。けれど、漫然と読んでいるうちに、文字のほうが、光ることがある。そのときに、なにかを感じたら、目を凝らせばいい。人間の本質とか、人生の意味とかいうと、大げさにもなり、やや滑稽にもなるが、ふだんは考えないようなことに、思いをいたすきっかけになる。そんなものが、小説のほうから、呼びかけてくるのだ。作者が意識しているかどうかも、わからない。それをひろいあげるよろこびがなければ、小説という形式は、とうに滅びているだろう。」 「ミリアム」 （Ｔ・カポーティー） 「足あと」 （チャペック） 「魔物」 （中山義秀） 「過去への電話」 （福島正実） 「たんぽぽ娘」 （Ｒ・Ｆ・ヤング） 「沼」 （芥川龍之介） 「人面疽」 （谷崎潤一郎） 「死人の村」 （キプリング） 「蛇」 （夏目漱石） 「エル・ドラドオ」 （香山滋） 「時間をかけた料理」 （津山紘一） 「猫町紀行」 （つげ義春） 「箪笥」 （半村良） 「防空壕」 （江戸川乱歩） 「沼のほとり」 （豊島与志雄） 「セメント樽の中の手紙」（葉山嘉樹） 「穴の底」 （伊藤人誉） 「花妖記」 （渋沢龍彦） 「空中」 （夢野久作） 顔面筋肉のリハビリに行ってまいります（笑）。では〜。 |
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| 1091. 2004年06月20日 22時55分54秒 投稿：花井圭太 |
| こんばんは、花井です。 なんとなく久し振りなり。別に理由はなし。 相変わらずの顔面麻痺。点滴治療を施すことになる。笑うと顔が引き攣るのがいとおかし（泣）。 ＞最近読書好き様 御殿場？？？？？何故に？？？？まったく居ませんが。 最近の一押し本は、ざっと過去ログを見て判断してくださいませ。漠とした御質問なので愛想なしのお答えで御勘弁をば。 ＞キリ＠６５様 こちらこそ御無沙汰しております。 御心配ありがとうございます。相変わらずですが、命に別状はございません（当たり前だ！）。元気です。 ははっ、無理し過ぎでしたかね。クラクラは。おはずかしい。でも、おもしろいのは本当ですよ。 『本格ミステリ０３』読了。 並べるのが面倒臭いので省略（眠いので）。 とってもおもしろい。ほかに言うことないのかしら。カーのパスティーシュのが印象に残ってます。こういうのが気に入る自分が好ましい（笑）。 某所の選評を読むと、本格らしさを厳格に求める意見が多いのにちょっと驚く。ふ〜ん、そうなんだろうけど、短編を並べるとヴァラエティを求めたくなるよねえ。 『私のチェーホフ』 （佐々木基一） 『かわいい女・犬を連れた奥さん』（チェーホフ）読了。 「中二階のある家」 「イオーヌイチ」 「往診中の出来事」 「かわいい女」 「犬を連れた奥さん」 「谷間」 「いいなずけ」 なんと思い付きの読書であることよ。しかしモーパッサンの次はチェーホフでしょう。 モーパッサンの場合は市民、というか給与生活者なんですが、チェーホフの場合は地主階級というか高等遊民ですか。今の感覚で読むと、誠実に真摯に書かれる程、遊民がいい気なことを吹いてるよ！と、いう気になってしまうのは...暴言なんだろうか。 「中二階のある家」がよい。きちっとかちっとまとまっている。 ラストの一行。”ミシュス、きみはどこにいるのだろう。”世紀末ロシアの青年の合言葉になったそうだ。ははっ、僕のミシュスもどこにいっちまったのだろう（大笑）？ それでは。 |
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