これは、新山義昭さんのホーム・ページから転記したものです。僕も新山さんの行動に心から賛同し、
皆さんに働きかけたいと思います。
抗ガン剤および副作用防止薬の早期一括承認を求める要請書
日々癌と闘っている患者と家族にとって、現在もっとも深刻な問題は、世界で標準的
に使われている抗癌薬および副作用防止薬が、貴厚生労働省から承認されていない
か、もしくは保険適用外のために使えないことです。
国際的な標準医学テキストであるCURRENT Medical Diagnosis & Treatment
2001やメルクマニュアル日本語版などに掲載されている各病患に対する選択薬(世
界で多く使用されている薬)が使用できない現状は、明らかに憲法に保証されている
個人の生存権を侵害するものであります。今や二人に一人は癌を患う時代です。
貴、厚生労働省は、日々残されたわずかな時間の中で、必死に癌と闘っている癌患者
のこうした切実な要求に応え各選択薬をリストアップした上、一括承認し、医療現場
で直ちに使用できる環境を措置されるよう要請致します。
平成 年 月
(取り扱い団体)
癌と共に生きる会
連絡先 125 0032 東京都港区六本木二丁目二番地五号
ロワ・クレストビル七階(株)ジン・ネット気付
電話・FAX 03(3560)3606
厚生労働大臣殿
氏 名 | 住 所 |
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請 願 趣 旨
年間30数万人が癌で死亡しています。今や二人に一人は癌に罹る時代です。あなたの家族にも誰かは
闘病生活を家族ぐるみで、経験されているでしょう。癌につては私たちに、認識の誤りがあると思います。
1:癌になったら治らない。
2:癌は年寄りに多い。
3:日本の医療は優れており、これ以上は望めない。
本当にそうでしょうか? 癌になって初めて勉強して、理解不足を思い知らされます。
先ず、1:癌の5年生存率は年々向上している。癌と言えば、胃癌が代表的であった
が、現在ではそれほど死亡率は高くない。現場復帰でばりばり働いておら
れます。
2:癌病棟に行くと30〜40歳代の若い働き盛りの方が実に多い。体力がある
からか病気の進行も早いと聞きます。交通事故死よりもっと数も多く,子供
さんも小さく家族環境も深刻です。
3:手術技術は世界的に優秀のようですが。欧米諸国に比較して、非常に遅れ
ているのではないかと思います。癌の標準治療法が公に示されていません。
告知されず、あまり効かないと言う薬を、申し訳程度に投与する医療機関の
話を聞きます。癌難民の発生源です。
化学療法(抗癌剤)について言えば、多くの抗癌剤や副作用を軽減する薬品の認可がされていない。国際
的医学テキストに掲載されている標準治療薬が、日本の薬局にあるのに使用できない。研究する医者も少
ない。アメリカに比較すると数年の遅れがあると言われています。現在厚生労働省に審査されている薬品だ
けでも150種以上あると言われ、もはや、一括承認しか方法がないと思います。アメリカ大統領は癌などの
命に関わる薬品については、半年以内に結論を出すよう国民に公約し、実現しています。
癌治療には、手術・放射線・抗癌剤・免疫療法・その他、各研究期間で研究実践されていますが、私たち国
民の考え方に誤りがあり、社会問題として、医療行政問題として行動を起こす迄には至っていません。
私たちは「癌と共に生きる会」を結成し、統一的に署名活動をします。今や、二人に一人は癌に冒される時代、
世界的な標準治療が、誰でも・何処でも・保険で受けられるような医療行政を確立するために、皆さんのご協
力を、お願いします。少しでも多くの方の、賛同を得て、国民的な高まりにより、健康と安全を守る運動にした
いと思います
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