ヤマドリ










ヤマドリは、名前からして山に行かなければ獲れない。
じゃ、どんだけの山かと言えば、かなりの山なのだ。
ワタシの場合、みんなで大物猟をやって獲れなかった
時とか、大物の偵察とかの際にヤマドリをゲットする。
「よ〜し、これからヤマドリ作戦だ!」って感じだ。

目当ては左のように銃より長くて大きいヤツなのだ。
でも、そうは簡単に獲れたりしない。
と思えば、あっさり獲れちゃったりする事もある。
山奥深くを分け入って、やっとの思いでヤマドリに遭遇
する事もあれば、車で山道を流していたら「見〜っけ♪」
という場合もある。
たまにはキジと混在している地形もあるけど、大抵は
キジより標高が高い所にいるのだ。
ヤマドリは群馬県の県鳥でもある。
国鳥を獲ったり、県鳥を獲ったり、日本はスゴイのだ。







キジはキレイな模様だけど、ヤマドリはどっちかって言うと
地味な感じなのだ。
食ってみると、ヤマドリもキジも大して変わらないと思うの
はワタシだけじゃないと思う。
ワタシの感覚では、パッケージが違う類似商品だ。
まぁ、どちらにしても脂っ気のないブロイラー的なお味。
でも、もしかしたらヤマドリの方がキジよりほんの僅かだけ
お上品な風味かもしんない。
ほら、写真のも「オホホホ〜」とお上品に笑ってるように
見えるでしょ!? ・・・撃たれて死んでるんだけどね。
キジ・ヤマドリは基本的にはニワトリの系列なのだ。
これ結構知らない人っているんだよね。
カモ類に比べれば、モモは大きいしササミも大きい。
ササミは湯引きして、スライスして、お刺身がGood!
食う事ばっかだけど、ワタシの持論としては有害鳥獣
は別として、「食わないんなら撃つな」なのだ。




















アシナガバチの巣か? って思っちゃうヤマドリの体毛。
マツボックリみたいで、良く見ると不思議な模様だ。

ヤマドリは斜面を登っていると、いきなり飛び立つ事が
多いが、殆どは山を下の方角に下るように飛ぶ。 
でなければ、高度で見た低いほうに飛ぶ。
俗に言う、「谷下り」はヤマドリの習性だろう。
ついでに言うと、木に留まる事もある。
キジ・ヤマドリは木に留まらないと言う人もいるが、逃げる
際の緊急避難として木の枝にも留まる。
ワタシゃ何度か見たから、確かなのだ。
それが、枝に留まられると見つけらんないのよ!
木に留まったのは分ってもドコにいるかが判らない・・。
う〜ん、天然の迷彩効果ですなぁ〜。
どちらにしても、翼面積が小さいのか、カモのように高く
飛び上がったりはしないのだ。





「ほ〜れ、獲ったゾ〜!」って自慢しようとしたら、
ついつい体が傾き過ぎてしまった。
シカの偵察で山に入り、車で帰る途中にワタシは崖下の
ヤマドリを発見した。
「ストップ、ストップ!」銃を掴んで、タマを込めて・・ワっ!
って脅してメスと一緒にいたコイツを飛ばした。
飛ばさなけりゃ、メスまで撃ってしまいそうな状況だった
からなのだ。
まるでスキートの6番プールだ。
Baaann!とM870の12番4号が山にこだまする。
空中に羽毛を舞い散らかしながら、コイツは落ちたのだ。

・・・なんかこの、ヤマドリのページって少ないんじゃ?
って思った人いるでしょ〜。
アナタ、正解っ! 平たく言うと、手抜きなんだよね・・・。










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