キジ







日本人なら知ってるキジ。そりゃ国鳥だもんね。
でもハンター以外の人は、あまり見た事ないっ
て人が多いんじゃないだろうか?
写真の白い四角は大きさ比較の為のタバコの箱
で、雉はこのくらいの大きさが一般的だと思う。
ホントにカラフルな鳥ですねぇ〜!
これ、食えるんか?って思う色彩の鳥なのだ。
味は、クセがなくウマイ。
でも、コイツが獲れればウレシイのだ!

ちなみに、キジとヤマドリのメスは獲ってはいけな
い事になっている。
どちらのメスもパっと見は同じ感じだけど、どのみ
ち撃ってはイケナイので問題ない。





アタシゃ自分が犬の代わりもするので、ブッシュ
を自分で踏んでキジを出すってのが主なのだ。
なのでキジ撃ちに行くと、体中にヘンな雑草の実
がビッシリついてしまう。
そりゃ勿論、犬を使った方が確立は高いんだけど
自分一人だけで獲るのも喜びが大きいのだ。

まず、キジがいるかな?ってなトコを見つけたら、
始めに周りを確認する。これは、散弾を発射して
もタマの到達先に危険がないか確認する為だ。
確認してOKだったら、ザクザクとブッシュに突入。
この時に銃のセフティーは、万一に備えてON!
そしてキジが飛び出したら、セフティーをOFFに
してトリガーを引く。自然のトラップ射撃だ。
言ってみてたところで、そんなにチャンスはない。













キジを撃つのにワタシが使うのは12番のオート
かポンプアクションのショットガンが多い。
大抵アタシゃタマは4号を使う。
7.5号〜5号も使ったりするけど、個人的に4号
を信頼しているし、7.5号なんかに比べれば遠射
も効くし一粒当たりのパワーも大きい。
最近では、獲物が出ればとっさに構えてセフ
ティーを外して発射するのが瞬時に出来るように
なったけど、慣れない頃はセフティーがONのまま
トリガーを引いて悔しい思いをした事もある。
ブッシュの中は小枝が多いので、セフティーを
ONにしておくのは絶対必要な事なのだ。
一時の悔しさを味わいたくないが為に、一生悔
やむ事になるのは絶対イヤだし、人を死傷させた
りしたら大変だしね・・。




キジは、飛び立つ音に特長がある。
よく、”コトコト”と表現されるけど、実際にはど
んな感じかと言うと、そんな上品なモンじゃない。
長靴を揃えて並べてカカトを持ってそれぞれ長靴
の上部同士をぶつけるように振ったら”パコパコ”
って感じの音がする。
・・そんな感じの音なので一発で分かる。
キジは飛び立つ前に必ずそんな独特の音を
たててから飛び出してくれるので有り難い。
さて、アタマが緑でシッポが長くて目立つキジ。
な〜んて思ってても、実際は瞬時にオスとメス
を見分けるのは思ったより大変な時もあるのだ。

写真は羽根を広げてみたトコ。
このキジは、かなりワタシになついている。
ワタシに身も心も捧げてくれたのだ!












このキジはラッキーな獲り方をした。
ワタシがカラスを撃った音にビビッて飛び出してし
まったのだ。”キジも飛ばすば撃たれまい”と言う
よりは、”飛び出し注意”ってトコなのだ。
”キジも鳴かずば撃たれまい”と言うけど、鳴いて
るだけじゃドコにいるのか分かんないのだ。

ワタシが、ボーっと立ってたらカラスが飛んできた。
多分カラスには死角だったんだろう。
でもって、バンって撃ったらカラスが落ちた。
そしたら!コイツ!ビビッて飛び出してやんの!
なので、じっくり狙ってバンっ!って。
そしたら、ポテっと落ちた。





アタシゃキジの顔を見ると、スーパーのオバちゃんの顔を
連想してしまう。 いい感じでコイツみたいな化粧なのだ。
こんな顔して「ポイントカードをお持ちですかぁ?」とかって
聞くんだからタマげる!メスなのにオスの顔してるし・・。
でも、お買物するだけでちょっとしたお化け屋敷気分が
味わえると思うと、少しトクした気分になったりもする。
もしスーパーでキジ肉を売ってたらなら、いつもの
カワユイ子のレジじゃなくって、キジのオバちゃんの
トコに並んでみる事にしよう・・・。キジ持って・・・。

















これはある日に河川敷で獲ったキジと、それを
撃ったM870との記念写真。
こん時は、現地にいたハンターのおっちゃんに
「アンちゃん、犬がいねぇんじゃキジなんか獲れ
っこねぇーべーや!?」と言われて、少し話を
してからおっちゃんと別れた。
その後にワタシが一人で獲ったキジ。
ワタシがこのキジをぶら下げて歩ってると、また
犬をいっぱい連れてたそのおっちゃんに会った。
おっちゃんは、アンタ!どして獲れたの!?
って顔して苦笑いすると、「今日は犬がダメだ。」
とか「俺ゃ〜今日は遊んでるだけだ〜」とか
聞いてもいないのに、勝手に獲れなかった
言い訳をして帰って行った。






猟期中にはナカナカ現れないキジ。
でも、猟期じゃない時はたまに見るのよ、コイツ!
猟期が終わってスグの頃、射撃場から出てすぐのトコロを
ヒョコヒョコと歩いていた。
むむむ、バカにされたモンだ・・・。
撃たれない時期だと知ってて、射撃場の片隅からハンター
の腕前を偵察に来ていたに違いない。
写真は車の窓越しに撮影したものだ。

はて、来猟期はたくさんのキジと出会えるだろうか?






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