Slug Shooting  page2






感覚的には、50m地点の標的はこんな感じに見える。
決して、近からず・・・遠からず・・・・。
これくらい離れると、肉眼では着弾も確認しにくい。
たまに長瀞射撃場で200mとか300mをオープンサイ
トで撃っている人がいるけど、果たして的が見えて
いるのだろうか・・・?
そう考えると、米軍や自衛隊はエライっ!
よくもあんなピープサイトで300mが撃てるモンだ。
と、言いつつもピープサイトって結構狙いやすいん
ですよね。別に精密射撃をする訳じゃないし。
アタシゃH&Kのヤツは好きじゃないけど、
AR15を撃ってみて狙いやすいと思ったのだ。






410番のスラッグを30口径用のケースに入れている
のは、便利だからと言うのが一番の理由で、合わせて
カッコ良いからと言うのもホントのところだ。
まだライフルが持てないワタシにとっては、ライフルの
真似事が出来るだけでも嬉しいのだ!
ちなみに410番のシェルは、30口径のアクセサリー
がそのまま使えるので便利だったりする。
ただし、シェルの全長が短いのでワタシゃポケット
ティッシュをフタの下に入れたりしている。
実際、ティッシュはあれば便利だし、運搬中にショット
シェルがガタガタ暴れなくて済むのだ。
写真を見ると、全てのショットシェルが同じものでは
ないのが分かる。この時は、LioとRemingtonとWin
chesterの組み合わせで、どのタマが良いのかを
試してみようと思ったからだ。
実は、この時は、と言っておきながらいつもこんな感じ
なのだ。


この白いタマのホルダーは、どっかで見たって人
もいるはずだ。
これは、45AUTOピストルのタマが箱に入って
売っている時の箱の中の中敷きなのだ。
本来は45口径がピタッと収まるこのホルダーは、
410番にも合うのだ。
このホルダーはワタシが海外で45AUTOを撃っ
た時の土産に持ち帰ったものだ。
こうやって、射撃場の台の上に410番を並べて
おくと非常にカッコ良いとアタシゃ勝手に思うん
だから、誰になんて言われようと良いのだ!
何!?このホルダーが欲しい!?
・・・まだいっぱいあるんだけどねぇ〜。
あーげないっ♪









このシールになっているターゲットは、段ボールでも
標的を貼るコンパネでも、何でも貼るだけで的が完成
してしまう便利グッズだ。
そしてこのシールターゲットの便利な機能は、タマが
当たるとその部分の黒色が剥げて蛍光イエローになる。
だから、着弾の確認がスゴクし易いのだ。
遠距離でのライフルや、410番のようにショットガンに
しては小さい口径のタマでもスコープなしで着弾が
分かるのはとても有り難い。
ただ問題は、これに当てなきゃダメって事なんだよね・・・。





これが実際に410gaスラッグが着弾したところ。
目をボカして見ると、黄色が際立ってるのが良く分かる。
50m離れていても容易に目視出来るのが分かるでしょ?
12番が着弾したなら、でっかい黄色が遠くからでも識別
出来るはずだ。
こうに変化のあるターゲットは、単純なペーパーターゲット
を撃つより面白いし、黒点が小さいだけに当てる事への
トレーニングになるのだ。






ワタシがM94を撃ち始めると、あべべさんも
ベネリにスラッグをロードし始めた。
「べっべっ、ベネリ〜♪ネリネリ〜♪」と歌って
たかは分かんないけど、M3でまともにスラッグ
射撃した事はあまりないとの事なのでワクワク
した感じが伝わってくるのだ。 
ワタシの場合、射撃をする時はただニヤニヤ
しているだけらしいが、自分ではそんな事は
ないと思う。ん?
だから前歯に砂が付いてたのか!?





FEGで購入したと言うレストにM3を委託して
スラッグの射撃。キマってますね〜!
これはまさに発射直前の写真。
ベネリM3を試射するところだ。
上手く排莢の瞬間とミートすれば、絵になる
写真が撮れるハズ。
「撃つ時は、言ってくださいね〜」。
「う〜ん。・・・あれっ、これ?こっち?ん?」





ズドーン!って、ほらいきなり撃つから写真
がボケちゃったじゃんか!
この時は、ベネリM3の機能であるオートと
ポンプアクションの切り替えをポンプに切り
替えてあったので、アタシゃ、エンプティー
ケースを体で受けずに済んだ。
この銃は、撃っているトコを見た感じでも
比較的に撃ちやすそうだ。
でも、あべべさんは12番の反動はやっぱり
キツイって言ってた。ワタシもそう思う。


むむ! どーした事だ!? 着弾が一緒じゃんか!!
左がワタシのM94で、右があべべさんのM3のものだ。
2発ずつ撃って、これはある意味スゴイ!この際、
点数は問題にしない。
このターゲットに見覚えのある人もいると思うけど、
これはマルイのBBガンの付録なのだ。
それを拡大コピーしただけ。実際、射撃場で買うと
的代もバカに出来ないしね・・・。
でかしたぞ!あべべさん!








ゲゲ、何だこのイノシシ・ターゲットは!?
と思ったでしょ? ワタシも思った。
一枚¥300以上するが、窓口で売ってた
ので試しに買ってみた。
このターゲットはムービングターゲット用
だと思うけど、良く見ると気味が悪い。
ただ、右でも左でもどちらも進行方向なの
で走る的としてはこれでいいのかとも思う。
本来、固定標的に使用する的ではないと
思うので、気味悪いと言われたこのイノシシ
に言わせれば余計なお世話かもしれない。
今回ワタシはこの宇宙人ならぬ、宇宙
イノシシを固定標的として使うのだ。
50mも離れると火星人にも見えるところが
また気味悪いのだ。


これが50m地点に設置してある、超物理的作動の
ムービングターゲット・システムだ。
レールの上を標的が行ったり来たりするだけの単純
な仕組みになっている。
実猟を考えると、クレーのフィールド射撃並に現実的
なトレーニングになるかもしれない。 
近いうちにワタシも試してみたい。
ちなみにお客様、使用にあたっては、別料金となって
ございます・・・。








立射でM870を撃つワタクシ。
リラックスして力まずに構えているようでも、この後
に襲ってくるリコイルを待ち受けた体は硬くなっている。
しっかり狙っているようでも、この銃はビーズサイト
なので「ん〜、このへんか?」と言う感じの、お気楽
サイティングをしているのだ。
50m先に貼った宇宙イノシシ狩りなので、イノシシ
の急所に当たれば良しとしよう。





ドーンと強く後ろに押し付けられ、軽くポーンと上
に跳ね上げられる。
立射だと体全体がバネになるので、リコイルを分析
する余裕も少しはあるが、そんな風に言ったところで、
ガーランドやM14の方が遥かに撃ち易い・・・。
とりあえずは、宇宙イノシシをゲット。
この後も立射で挑戦した。
この前にベンチで撃っていたけど、あまりの当た
らなさとリコイルに疲れて立射に切り替えたのだ。
ついでに、立射の方が撃ってる気がするし。



何故だかワタシのM870で撃つと、右斜め上に着弾してしまう。
イノシシのアタマにある程度まとまっているのは、
アポロのスラッグだ。
ワタシのM870とアポロは相性が良いのだろうか?
しかし、宇宙イノシシとは相性が良くないみたいだ。







100mの距離がとれる射場は、スラッグを撃つに
は全く不足は無い。
ショットガンパウダーが燃焼した臭いと、この射場
の組み合わせは、アメリカなんかの射撃場を思
わせたりするのだ。
ちなみに、ショットガンパウダーはマグナム未満の
ハンドガンパウダーと共通している。
奥のバックストップは、写真では分かりにくいけど
射座から見るとタマの墓場のようだ。




バックストップはタイヤを積み上げて作られている。
去年から比べるとズタボロになっている。と言う事は、利用者が多いのか?
これじゃ、タイヤの雪崩だ!でも、停弾よりも跳弾防
止にはまだまだ貢献していると思う。
どちらにしても、ボロタイヤは無いよりマシって感じ
だけどね。しかし、バックストップは定期的に整備
されているので、今はキレイなハズなのだ。
この辺を散策すると色んな潰れ弾頭が発見出来そうだけど、案外見当たらない


ショットシェルの棺桶だ。
ライフルのケースの場合はペール缶が棺桶なのだ。
この時は射場の人が片付けた後なのか、エンプティー
ケースの数が少なかった。いっぱいあれば、リロード用
に漁ってる人の姿を見る事もある。・・・そうアタシ。
Dragunovさんのサイガのケースもこの中にあるはずだ。
ちなみに、ライフル弾の空き箱が確認出来るけど、
ケースは見当たらないので、恐らく誰かが拾って
いったか、撃った本人が持ち帰ったのだろう。
PMCの箱があるけど、リロード用としては
果たしてどうなのだろうか?







バックストップに恨みを持った人間がいる。
ホントはそんな事はないんだけど、一生懸命に
バックストップの寿命を縮めているのが、ワタシ
の友人のたかさんだ。
MSS20は、この為にある!と言って良いほど
スラッグ射撃にはバッチリな銃なのだ。
実際の命中精度を見ても、定説通りに他の
スムースボアのショットガンの比ではない。
アポロとMSS20の組み合わせは、スラッグに
してはかなり良好なグルーピングを作るのだ。




スラッグでも、ライフルレストを使用して精密
な射撃をMSS20は味あわせてくれる。
たかさんは、アポロのグルーピングには自分では
満足していないようだけど、ワタシなんかから
すりゃ〜、上出来のグルーピングなのだ!
ブネッキも試してみたたかさん曰く、「アポロより
も精度が良いけど、たまにフライヤーが出る」と
の事だった。
ワタシのように12番のM870でスラッグを撃つ
人間から見れば、ドライヤーだろうがフライヤー
だろうが、命中精度の良いスラッグ・ガンは羨ま
しい事この上ない。





首都圏のスラッグシューターで、レンジを選ぶなら
長瀞もお勧めだ。色んな設備が整っていて、快適
に射撃が出来る。クレーが撃てれば言うことないけ
ど、今はクレーレンジが使用出来ない。
だけど、ワタクシ、ホントは軽井沢が良かった〜。
カムバ〜ック軽井沢〜!
長瀞の話に戻そう。スラッグやSBの人が主に利用
するのがココ。50m。
写真の左は通路になっていて、300mのライフル
レンジ用に自転車が置いてあるのだ。
それに、「マムシ注意」のポスターが・・・。
50mレンジの利用者は真ん中に見える手すりの
下の階段から監的壕に下りる事になる。






ここが50mレンジの監的壕の中。 
丁度、電車一両分の車内くらいのスペース
なのだ。ラッシュの電車よりは快適だ。
ソニックブームに乗った銃声が頭上に響く。 
特にライフルを撃たれると、頭上で撃っている
かのごとく響き渡る。場合によっては、要耳栓だ。
写真の右の方にはベニヤ板がたくさんあって、
それに的を貼り、左にある的台に取り付けるのだ。
この中へは跳弾がないようにバックストップが
設計されていて、バックストップの砂がたま〜に
落ちるくらいだ。 が! 一度、潰れた20番の
スラッグ弾を発見した事がある。
誰かがどっかで拾った物を置いただけだろうけど。


ジャ〜ン! 的を装着〜っ!

出来るだけ穴の少ない板に、的紙を
画鋲で取り付け、あとはガラガラ〜っと、
全体を上方に持ち上げる。
貼る時は大きい的も・・・、50mも離れる
と遥か彼方。
的を貼る時ってワクワクするモンですね。
しかし、的を上げる時に力任せで
オリャ〜っと上げてはいけない。
何故なら、突然的が現れると他のシュー
ターがビッくりしてしまうからだ。
そーっと、そろりそろり・・・。





ニョキ〜ンと現れた的を射座から眺める。
ワタシのデジカメ”Fine Pix”のインチキ
ズームで撮った的。
貼り付けた時は大きかったのに、射座から
見ると小さく見える的。たまに射座について
から、「あっちの的にしときゃ良かった・・」と
思う事が何度かあった。 今回も、長瀞の
ライティングの関係で的の選択を誤った。
射座から見ると、暗いのだ! ボンや〜り。
確かにアタシゃ視力が落ちたさ。
 でっも、やっぱし長瀞は暗〜いのねん。
本当は、自作の、センターだけが黒い的を
使いたかったが、メンど臭いので今回は
そのまま使う事にした。








室内で撃っているという圧迫感が常に
付きまとうレンジだけど、矢先の安全が
確保されている安心感もあるレンジ。
隣りの射座とは、移動式のパーティション
で区切られている。オートで撃っている
人のエンプティーケースは殆どパーティ
ションが受け止めてくれるが、たまに
頭上から薬莢が降ってくる事もある。 
このレンジ、前方で着弾の度に砂柱が
上がるのが壮快だ。
足元から下を覗くと、腐る程の薬莢が・・。
画像では見られないが、少し前方には
コロスが散乱している。




50m立射で6発撃った的。
ホントは好ましくないマンターゲットに、
触覚を描いて宇宙人にしたものだ。
そう、人型ではなく宇宙人型なのだ!
一発、着弾が足りないが、それは宇宙人
が消してしまったのだ。この時使用した
タマは、お気に入りのRemington製。
ちなみにこれは、ワタシが今は無き
軽井沢のレンジで撃ったものだ。





跳弾。
かつて軽井沢のライフル射場で標的後方の
バックストップの岩に当たって跳弾となって、
60〜70m跳ね返り足元に落下してきたもの。
トリガーを引いて強いリコイルを受け止めた
と同時にターゲットへの命中を確認してウットリ
する間もなく、上空でキラリんっ!と輝く
物体が! 一瞬、脳ミソは上空の識別不能
の物体を解明する為に回転が遅くなった。
そしたら!足元に、ボテッーんっ!  
ビビッた・・・。銀の物体がっ!
今自分で撃ったタマなのね・・・。 
ちなみに軽井沢射撃場では、他にも跳弾を
経験された方がチラホラと。
別の意味でも閉鎖される運命だったのかも。
(現在はスケート場だそうです)



スラッグ射撃の必需品。
アンクルマイクの”LUBE”
ずはり、潤滑油。「るぅ〜ぶ」と発音する。
たま〜に、「るーべ」と言ってる人もいるが、
意味が解るので良しとしよう。
ラベルには、”100%アメリカ製”と
恩着せがましく書いてある。
最近、このルーブは生産が中止された
と言う話を聞いた。
なので、ホームセンターの各種グリスを
使う人も増えているのだ。



このLUBE、何が凄いって臭いがスゴイっ!
肩凝りに効く”タイガーバーム”の臭いなのだ。
「タイガーバームある?」と言っても
このLUBEの事だと解ってしまう。

ライフルを撃つ人は、ライフリングと
タマとの摩擦が減って命中精度に影響が
あるのであまり使わないが、ショットガン
で鉛剥き出しのスラッグを撃つ人はバレル内
の鉛のこびり付き防止に使う人が多い。