両生類の卵検索表(レベルB)


 池や田んぼなどで、透明でやわらかい「カンテン質」や、ふくろ状や「卵のう」につつまれた卵を見つけることがあります。これは、カエルやサンショウウオといった両生類の卵です。この検索表は、群馬県で見られる、おもな両生類の卵を調べるためのものです。

  ※名前の次にCがあるものは、レベルC(群馬県で普通に見られるもの)です。
 ※( )の中は、その両生類が属する科です。


 

  1. 水上に浮いている
    1. 卵は数えきれないほど多く(2000〜6000個)、
             大きなカンテン質につつまれている
      ・・・・・ウシガエルC
                                  (アカガエル科)
    2. 卵は白いふわにつつまれている
         (地中にあったものが外に出てしまったもの)
      ・・・・シュレーゲルアオガエル
                                  (アオガエル科)

  2. 水中や水底にある
    1. カンテン質や卵のうはひも状
      1. ひも状のカンテン質は非常に長く、何mもある・・・・ニホンヒキガエルC
                                 (ヒキガエル科)
      2. やや太いひも状の卵のうに、
                  卵が20〜40個入っている
        ・・・トウホクサンショウウオ
                                 (サンショウウオ科)
    2. カンテン質や卵のうはひも状ではない
      1. カンテン質や卵のうは透明で、中の卵が見える
        1. 中の卵は小さく、1mmくらい・・・・・・・・・※貝の仲間の卵
        2. 中の卵の大きさは、2mmかそれ以上
          1. カンテン質のかたまりは水底にあって、
                  卵が1000個ほど入っている
            ・ニホンアカガエルC
                                (アカガエル科)
          2. カンテン質は水草などについていて、
                  卵が20個ほど入っている
            ・・ニホンアマガエルC
                                (アマガエル科)
          3. 卵のうが水底の岩などについていて、
                  卵が5個前後入っている
            ・・・ハコネサンショウウオ
                                (サンショウウオ科)
      2. 卵のうは白くて中が見えない・・・・・・・・・・・・クロサンショウウオC
                                 (サンショウウオ科)
    3. 卵はばらばらで、
             1個ずつカンテン質につつまれている
      ・・・・トウキョウダルマガエルC
                                  (アカガエル科)

  3. 土の中にある白いあわの中に、たくさんの卵が入っている・・・・シュレーゲルアオガエル
                                  (アオガエル科)

  4. 木の枝や草の上の白いあわの中に、
                 たくさんの卵が入っている
    ・・・・・モリアオガエル
                                  (アオガエル科)

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