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『やさしい目が』という讃美歌(こどもさんびか119)があります。
1. やさしい目が きよらかな目が
きょうもわたしを 見ていてくださる
「まっすぐに歩きなさい」と見ていてくださる
ここにあります「やさしい目」「きよらかな目」というのは、いつくしみ深い神さま・イエスさまの目のことです。神さま・イエスさまが「きょうもわたしを見ていてくださる」というのです。
私たちの人生、紆余曲折があります。右に行ったり、左に行ったりすることもあります。でも、神さま・イエスさまは「まっすぐに歩きなさい」と、私たちに声をかけてくださるのです。神さま・イエスさまは「北極星」のようなもの。しっかり見つめて歩めば、必ず目的地にもたどり着くことが出来るのです。
2. おおきな手が あたたかい手が
きょうもわたしを 支えてくださる
「はなれずに歩きなさい」と 支えてくださる
ここにあります「おおきな手」「あたたかい手」も、神さま・イエスさまの手です。神さま・イエスさまが「きょうも私を支えてくださる」のです。
私たちの人生、「支え」が必要なときもあります。悲しみや苦しみ、悩みや苦労、人(他人)には理解してもらえないことも、神さま・イエスさまならば分かってくださるのです。だから、神さま・イエスさまのことを忘れないで(離れないで)、いつも神さま・イエスさまと一緒に歩んで行きましょうという歌詞です。
3. かぎりのない ひろい心が
きょうもわたしを 守ってくださる
「やすらかに歩きなさい」と 守ってくださる
神さま・イエスさまは「かぎりのない広い心」の持ち主です。私たちは、どんなに注意を払っても、頑張っても、失敗してしまうことがあります。そして、「自分はどうしてこうなのだろう、ダメなのだろう」と情けなくなり、うちひしがれ、自責の念をいだくこともあります。でも、神さま・イエスさまは私たちの「弱さ」をよく分かっていてくださいます。そして、再び立ち上がる勇気を与えてくださるのです。
人生の荒波と申しますが、私たちの人生は「山あり谷あり」です。いつも良いことばかりではありません。すべてが順調に進んでいく訳でもありません。でも、「やすらかに歩きなさい」と励ましてくださるのが神さま・イエスさま。神さま・イエスさまに守られた人生、これ以上に力強いことはありません。
「うろたえてはならない。おののいてはならない。あなたがどこに行っても あなたの神、主は共にいる。」(ヨシュア記1章9節)
もうすぐ「卒園式」、巣立ちのときです。いつも、そしてどんなときでも、神さま・イエスさまが一緒にいてくださり、私たちを守り導いてくださることを信じて、希望をもって歩んで行きましょう。
栄光幼稚園長 小鮒 實
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栄光幼稚園報「ひかりのこ」(No.381、2013.3月号)より
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