栄光幼稚園報「ひかりのこ」(No.365、2011.10月号)より 本文へジャンプ

6ヶ月が過ぎて

 東日本大震災後、6ヶ月が過ぎました。もうすぐ7ヶ月になろうとしています。避難所で生活していた多くの人たちも仮設住宅や借上げアパート等へ入居、また、壊れたお家の修繕も少しずつ進んで来ています。勿論、まだまだ大変な人たちも沢山いますが、以前と比べると、生活は大部落ち着いて来ているようにも思います。

 このような中、幼稚園では新しい計画が進んでいます。実は、4月にボランティアに来てくださった方の紹介で、“TOTOギャラリー・間”に展示する建物、10坪程度500万円相当のものを、幼稚園に寄贈してもらうことが決まったのです。経緯は次の通りです。

 3月29日から5月8日まで、教会の礼拝堂・集会室また幼稚園2階ホールに寝泊まりしながら、ボランティアの人たちがワークに入りました。そんな中、4月4日、愛知県一宮市からS.啓介、Y.浩介、T.大介という、私たちが“三介さん”と呼んでいたグループが来て、物置のヘドロ掃除等をしてくれました。

 Y.浩介さん(デザイナー)の大学の同級生が東京の長谷川豪建築設計事務所におられ、そのような関係から、Y.浩介さんが当園に上記の打診をしてくれたのが発端でした。最初はお断りしたのですが、諸事情から結局当園に寄贈してくださることになりました。

 長谷川豪建築士が設計する建物ですが、
「子どもたちが安心し喜んで遊べる空間(建物・遊具)」というモチーフで、既に打ち合わせに入っています。この建物は、2012.1/14〜3/24、“TOTOギャラリー・間”(長谷川豪展)に展示したあと、来年の3月末頃、当幼稚園に移築する予定です。

 すばらしい贈り物ですが、喜んでばかりはいられません。移築には諸費用がかかります。
 具体的には、@輸送費(建物を解体し、東京から当園まで運んでくる移送費)、
 Aこちらの遊具等の撤去費(老朽化していた上、津波の直撃を受け現在使用禁止の冒険ロッジ(ログハウス)、物置、鶏小屋、犬小屋等の撤去費)、
 また、B移築のための基礎工事費等です。これだけで約100万円位かかるでしょう。
 また、この建物(遊具)に付属するものとして「親子ベル」を設置する計画ですが、この費用もこちらで負担する予定です。

 現在、これらの諸費用の捻出を検討中ですが、「主の山に備えあり」の信仰(神様が必要なものを備えてくださるという信仰)をもって歩んでいます。(クリスマス前には、全国の諸教会・幼稚園等に「募金趣意書」を郵送し、協力をお願いする予定)

 震災後、苦難がいっぱいです。園舎の修理もまだです。でも、「苦難は忍耐を、忍耐は練達を、練達は希望を生む」(ローマ5:4)のです。神様は私たちに希望を与えてくださるお方なのです。
 
             栄光幼稚園長 小鮒 實

   栄光幼稚園報「ひかりのこ」(No.365、2011.10月号)より
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