栄光幼稚園報「ひかりのこ」(No.348、2010.3月号)より 本文へジャンプ

ツキを呼ぶ魔法の言葉

 2月21日(日)、石巻市民会館で「ツキをよぶ まほうの言葉」という石巻市民ミュージカルが上演されました。(原作:五日市 剛「ツキを呼ぶ魔法の言葉」)

 五日市さんがイスラエル旅行で出会った「おばあさん」から教えてもらったという「ツキを呼ぶ魔法の言葉」。

 「運命ってあるのよ。」「ツイてる、ツイてないってあるのよ。」「そのツキというのはね、簡単に手に入るものなのよ。」「イヤな事が起こるとイヤな事を考えるでしょう。そうするとね、またイヤな事が起こるの。不幸は重なるというけれど、それは、間違いなくこの世の法則なのよ。だけど、そこで『ありがとう』と言うとね、その不幸の鎖が断ち切れちゃうのよ。それだけでなく、逆に良い事が起こっちゃうの。『災い転じて福となす』という言葉があるでしょう。どんな不幸と思われる現象も、幸せと感じる状況に変えてくれる。絶対にね。だから、『ありがとう』という言葉はね、魔法の言葉なのよ・・・。」

 同時に、これだけは言っては駄目!という言葉もあると教えられる。それは「汚い言葉。「てめ〜」とか「死んじまえ」とか、「バカヤロー」、「クソッタレー」とかね。そういう汚い言葉を平気で使う人というのはね、そういう人生を歩むのよ。だからきれいな言葉を使いなさい。」「それからね、絶対に人の悪口を言っちゃダメよ。」また「絶対怒ってはだめ。怒れば怒るほど、あなたがせっかく積み重ねたツキがどんどんなくなっていくのよ。だから、ネガティブな言葉は使っちゃダメ!」「どんな言葉にもね、魂があるの。」

 何かイヤなことがあったときには『ありがとう』と口に出す(不幸の鎖を断ち切るため)。また、何か良いことがあったら『感謝します』。たとえまだ起こっていない未来のことでも、『感謝します』と口に出すことで、ツキを呼び込める(言葉にはエネルギー(命)がある)」というのが、五日市氏の「ツキを呼ぶ魔法の言葉」。

 聖書にも、このような言葉があります。「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい。」(1テサロニケ5章16〜18節)

 どんなことにも(不幸と思えるようなことでも)「ありがとう」「感謝します」と「口に出す」ことができるといいですね。この言葉は確かに「魔法の言葉」。そして、子育てにも大切な言葉ではないでしょうか。問題は、実際に「口に出す」こと。そして、汚い言葉、人の悪口を言わず、怒らないことです。そうすれば私たちの人生(ツキ)は変わって行くのです。

 イスラエルのおばあさんの言葉。「心の持ち方って大事よ。だけど、もっと大事なのはね。言葉の使い方なの。どんなことを口に出すかであなたの目の前の状況が変わってくるし、あなたの心も変わってくるの。本当よ。」
 
             栄光幼稚園長 小鮒 實

   栄光幼稚園報「ひかりのこ」(No.348、2010.3月号)より
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