栄光幼稚園報「ひかりのこ」(No.347、2010.2月号)より 本文へジャンプ

耐震性は大丈夫?

 「三匹の子豚」というお話があります。一番目の子豚は「わら」で家を建てますが、狼がやって来て「わらの家」を吹き飛ばしてしまう。二番目の子豚は「木」で家を建てますが、狼は、この「木の家」も吹き飛ばしてしまう。三番目の子豚は「レンガ」で家を建てたので、狼がいくら息を吹き付けても吹き飛ばされなかったというお話。

 このお話には、いろいろなバリエーションがあります。三匹の子豚に名前がつけられたり、二番目の子豚は「シダ」で家を建てたとか、また、一番目と二番目の子豚は狼に食べられてしまうというストーリーもあれば、一番目と二番目の子豚は、三番目の子豚の家に逃げ込み、逆に狼をやっつけてしまうというお話もある。

 いずれにしても、三匹の子豚は、それぞれの仕方で、それぞれの家を建てる訳ですが、しっかりした丈夫で頑丈な家を建てないと“災難に遭う”というお話でもあるように思います。

 先日、カリブ海の島国ハイチで大地震が発生し、大きな被害、多くの犠牲者が出ました。一日も早い復興を祈ると共に、私たちに出来ることを少しでもしていければと思っています(教会では救援募金活動を開始しています)。

 日本でも阪神・淡路大震災の経験がありますから、地震については多くの人たちが関心を持っています。勿論、近い将来起こると言われている宮城県沖大地震のこともありますから、無関心ではいられません。

 ところで、地震でよく取り上げられるのが、建物の耐震性の問題。地震が起きたとき、すぐ倒れてしまう建物かどうか。柱や梁のチェック、壁の必要量・配置・接合金物の問題。鉄筋コンクリートの建物では、鉄筋が必要量入っているかどうか等々。いろいろ問題が指摘されます。耐震性があるかどうかは、地震のときの命に関わる重大な問題です。

 こんなお話もあります。ある人が、砂の上に家を建てたというお話。砂地で家を建てやすかったけれども、「雨が降り、川があふれ、風が吹いてその家を襲ったとき」、その家はいとも簡単に倒れてしまった。一方、岩の上に自分の家を建てた人もいた。建てるのに大変だったけれども、土台がしっかりしていたので、「雨が降り、川があふれ、風が吹いてその家を襲ったときも」、その家は倒れなかった。

 このお話は、地震のお話ではありませんが、耐震性の問題と似たところがあります。土台(基礎)がしっかりしていないと、いざというとき、とんでもないことになる。そして、これは私たちの人生においてもまた同じではないでしょうか。丈夫で頑丈な家、耐震性のある家、しっかりした土台(基礎)の上に、私たちの人生を築いて行きたいものです。
 
             栄光幼稚園長 小鮒 實

   栄光幼稚園報「ひかりのこ」(No.347、2010.2月号)より
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