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長い夏休みが終わり、一回り大きくなった子どもたちが園に戻って来ました。楽しい夏休みの思い出を胸に、いよいよ2学期です。2学期も楽しい園行事がいっぱい。みんなで元気に頑張って行きたいと思います。
ところで、夏休み中、いろいろな所へ出かけられた方も多いと思います。そこで心配なのが「新型インフルエンザ」の流行。
新型インフルエンザの症状は、突然の高熱、咳、咽頭痛、倦怠感に加えて、鼻汁・鼻閉、頭痛等があり、季節性インフルエンザと類似しています。ただし、季節性インフルエンザに比べて、下痢や嘔吐が多いとも指摘されています。
感染経路は、通常のインフルエンザと同様で、咳やくしゃみとともに放出されたウイルスを吸い込むことによっておこる飛沫感染と、ウイルスが付着したものに触れた後に、目、鼻、口などに触れることで、粘膜・結膜などを通じて感染する接触感染が考えられています。
そこで感染防止対策として、うがい、手洗いの励行、人に咳やくしゃみをかけない咳エチケット、マスクの着用、外出の自粛などがよく挙げられています。お互いに感染防止に気を付けたいものです。
夏休み明け、感染拡大の場となりやすい学校等では、特に注意が促されています。幼稚園でも十分注意して行きますので、お家の方々のご協力もよろしくお願いします。以下、注意していただきたいことを記します。
@体調が悪かったり、発熱がある場合は、無理に登園させず、お家でゆっくり休ませて下さい。そして、早めにかかりつけの医師の診察を受けましょう。
A出来るだけ人混みを避け、夜更かし等せず、ご家庭で十分休息がとれるようにして下さい。(早寝・早起き・朝ごはん)
B医師から「新型インフルエンザ」の診断を受けた場合は、直ちに園までご連絡下さい。ご家庭の方が感染した場合にもお知らせ下さい。熱が下がっても、2〜3日間の休みが必要になります。
C園では、入室やトイレの手洗い等に手拭きタオルを共用していましたが、これからは各自のハンカチで手を拭きたいと思います。毎日、新しいハンカチを持たせて下さい。
D手洗い(石鹸をつけ流水で洗う)、うがいは、毎日、園でも行っています。ご家庭でも習慣付くよう声をかけて下さい。
新型インフルエンザについては、「今のところ免疫がないので感染力は強いが弱毒性なのであまり心配しなくてもよい」という意見もあります。しかし、乳幼児、慢性呼吸器疾患や慢性心疾患等の基礎疾患を有する方、妊娠中の方々には要注意です。お互いに注意して予防に努めて行きましょう。
栄光幼稚園長 小鮒 實
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栄光幼稚園報「ひかりのこ」(No.342、2009.8-9月号)より
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