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新型インフルエンザの報道がなされ、一時店頭からマスクが消えました。感染予防のために、多くの方がマスクを購入したからです。マスクには廉価のものもあれば、高価なＷＨＯ（世界保健機関）推奨規格のようなものもあります。
新型インフルエンザの脅威が語られ、感染しないよう予防措置をとることはとても大切です。しかしながら、過剰に反応し過ぎることは如何なものかとも思います。
昔、オイルショックのとき、店頭からトイレットペーパーがなくなったことがありました（トイレットペーパー騒動）。最近では、バナナ・ダイエットということがテレビで紹介され、しばらくの間バナナの入手が困難になったこともありました。
メディアの影響力は大きく、それ故、正確な報道が求められておりますが、過剰反応してしまう私たちにも問題があるように思います。勿論、反対に、知るべきことを知らされない（隠蔽されてしまう）ということもあり注意が必要ですが、受け止める私たちのあり方も大切ではないでしょうか。「堅く立って動かされない」(1ｺﾘﾝﾄ15:48)、そういう姿勢も大事だと思います。
さて、話は戻りますが、インフルエンザの予防ということで、うがい・手洗いの励行、マスクの着用というようなことが語られました。大切なことですが、幼稚園では毎日「うがい」も「手洗い」もしています。普段の生活の中で習慣としてやっていれば、何もあわてなくてもよいのです。そういう意味でも基本的生活習慣は大切です。
６月の初め、幼稚園では園児の「内科検診」と「歯科検診」を行います。検診（病気かどうかを診察すること）と健診（健康診断）。言葉にこだわる人もおりますが、問題は言葉ではなく中身です。こどもたちが健康で毎日元気に過ごすための検診（健診）ですから、保護者の皆様方のご協力をよろしくお願い申し上げます。また、異常が認められたときは、早めにかかりつけの医師にご相談ください。
今年度から歯科医による「歯磨き指導」も再開します。園では、毎日お弁当を食べたあと歯を磨くよう指導していますが、磨き方も大切です。正しい歯磨きの仕方も覚えたいものです。そして、それを生活習慣として行ければと思います。
運動会が近づいています。今年のテーマは「栄光祭り」。こどもたちは、毎日元気に練習に励んでいます。今までまっすぐに並べなかった子も、少しずつお友だちと一緒に行進できるようになりました。踊りや競技も少しずつ上手になってきました。
いつも申し上げていることですが、頑張っているこどもたちをお家でも励ましてあげてください。少しでもできれば、いっぱいいっぱい誉めてあげてください。こどもは誉められて成長するのですから。お家の方々のご協力をよろしくお願いします。
栄光幼稚園長 小鮒 實
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栄光幼稚園報「ひかりのこ」（No.340、2009．6月号）より
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