栄光幼稚園報「ひかりのこ」(No.337、2009.3月号)より 本文へジャンプ

光の子として

 「1月は去(い)ぬる。2月は逃げる。3月は去る。」と言われるように、あっという間に“3学期”が過ぎようとしています。3学期は一番短い学期ですが、園行事は盛り沢山。観劇会、もちつき大会、豆まき、一日入園、音楽祭、ひなまつり、そして、もうすぐ卒園式です。一つひとつの園行事を通し、子どもたちはすばらしい成長を遂げています。 

 入園当初、まだ園生活に慣れず、また、自分中心の世界にいた子どもたちが、次第に、ほかの子どもたちとの関わりの中で、「他」を見る目を養い、「共に生きていく世界」を見出しています。友だちがいる。一緒に頑張る。お互いに励まし合い、助け合い、力を合わせることによっていろいろなことが出来ることを学んでいます。

 勿論、一人ひとりの成長もすばらしいものがあります。今まで出来なかったことが出来るようになりました。挨拶が出来る。衣服の着脱が一人で出来る。人の話を聞くことが出来る。出来ることも沢山増えました。でも、本園のモットーである「共に生きる姿勢」を身に付け始めた子どもたちは「光の子」への道を着実に歩んでいます。

 「光の子」という言葉は、聖書に出てくる言葉です。例えば、エフェソの信徒への手紙5章8節以下には、このようにあります。
 「光の子として歩みなさい。― 光から、あらゆる善意と正義と真実とが生じるのです。― 何が主に喜ばれるかを吟味しなさい。」

 自分のことだけでなく、他人(友だち)のことも考えられるようになった子どもたちには、「善意と正義と真実」が芽生え始めています。

 卒園式の時に歌う「ひかり ひかり」という“こどもさんびか”があります。

1.ひかりひかり わたくしたちは
  光のこども ひかりのように
  明るいこども いつもあかるく
  うたいましょう

2.ひかりひかり わたくしたちは
  光のこども ひかりのように
  元気なこども いつもげんきで
  あそびましょう

3.ひかりひかり わたくしたちは
  光のこども ひかりのように
  正しいこども いつもただしく
  はげみましょう

 これからも「光の子」として、心も体もますます成長して行って欲しいと心から願っています。

 この一年間、保護者の皆様には、本当にお世話になりました。園行事のお手伝いだけではなく、陰日向になって助けていただき、本当にありがとうございました。

 栄光幼稚園は、幼稚園と保護者が一緒になって子育てをしています。これからも皆様と力を合わせて頑張ってまいりたいと思いますので、引続きご協力、ご支援の程よろしくお願い申し上げます。

 最後になりましたが、皆様方の上に、神様の豊かな祝福がありますよう、心よりお祈り申し上げます。
 
             栄光幼稚園長 小鮒 實

   栄光幼稚園報「ひかりのこ」(No.337、2009.3月号)より
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