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新しい年を迎えました。今年も皆様方の上に、神様の豊かな祝福がありますよう、お祈り申し上げます。
主（神様）があなたを祝福し、
あなたを守られるように。
主が御顔を向けてあなたを照らし、
あなたに恵みを与えられるように｡
主(神様)が御顔をあなたに向けて､
あなたに平安を賜るように｡
(民数記６:24-26)
昨年から心痛む出来事が続いています。国内では、非正規雇用者・派遣労働者解雇の問題。多くの人々が仕事(職)を失い、住む家も失いました。これからどうなるのか、どうして行ったらいいのか、“分からない”という人たちが沢山おります。
国外では、イスラエルとイスラム原理主義ハマスとの戦い(戦争)。多くの人の命が失われています。家族を失い、嘆き悲しんでいる人々の姿がテレビに映し出されています。一日も早い停戦、そして平和が与えられるように祈らざるを得ません。
(「平和をつくる者は幸いです」(ﾏﾀｲ5:9))
世界的な不況の中にあって、今年も楽観は許されません。多くの問題を抱えながらの今年の出発です。
でも、私たちは“希望”をもって新しい年を歩み出したいと思います。現実を現実として認めながらも、それでも“希望”をもって歩み出したい！
ところで、“新年の抱負”ということがよく言われます。個人的な抱負、いろいろありますが、今年は、特に“シャローム”を望みたいと願っています。“シャローム”、それはユダヤ人の挨拶（こんにちは、さようなら）にも使われる言葉ですが、「平和・平安」を意味する言葉です。
“平和”はとても大切です。平和でないと私たちの生活は成り立ちません。ですから、世界の平和を祈りましょう。私利私欲、また恨みの悪循環を断ち切り、みんなが仲良く平和に暮らせるように祈り続けて行きたいと思います。（「絶えず祈りなさい」(1ﾃｻﾛﾆｹ5:17)
今月の聖句より）
と同時に、私たちの心も“平安”であるように願いたいものです。心に平安がありませんと、動じやすく、怒りやすく、家庭の平和も保てません。心の“平安”は、幸せの原動力、また幸せのバロメータです。
勿論、現実は厳しいものがあり、心の平安を維持するのにも、相当な努力が必要です。しかし、最初から諦めては何も始まりません。ですから、神さまに“シャローム”（平和・平安）を祈りましょう。そして、そこから新しい歩みを始めましょう。
幼稚園もいよいよ３学期。残りわずかとなりました。もちつき大会、角笛シルエットの観劇、豆まき、音楽祭等々、みんなで楽しく過ごしたいと思います。園生活が子どもたちにとって平和で、楽しいものでありますように。子どもたちの健やかな成長を祈ります。
栄光幼稚園長 小鮒 實
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栄光幼稚園報「ひかりのこ」（No.335、2009．1月号）より
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