「主は、あなたを守る方。」 (詩編121:5) |
「押してもだめなら、引いてみな」という言葉があります。
「自然論」を著したアメリカの思想家エマーソンは、ある時、外にいた子牛を小屋に入れようとしました。
彼は息子と二人で前から引っ張ったり、後ろから押したりして子牛を何とか動かそうとしましたが、子牛は頑として動かず、二人は困り果ててしまったといいます。
それを見ていた女中は、見かねて子牛に近づき、頭をやさしく撫で、自分の指を乳を吸わせるように子牛に含ませながらゆっくりと、そしてやすやすと子牛を小屋に導き入れました。
さすがのエマーソンもこれにはびっくり。とても感心したといいます。
「押してもだめなら、引いてみな。」
確かに、これで解決する場合もありますが、すべてがこれでうまく行く訳ではありません。
まずは乳を飲みたかった子牛の望みを叶えてあげるように、相手の立場になってものを見、考え、“自分に何がしてあげられるか”ということを考えてみることも大切ではないでしょうか。
子育ても、親の都合だけを優先するのではなく、子どもの立場に立ち、子どもが何を望んでいるのかを見定めることが大切です。
勿論、子どもの“言いなり”ということでは決してありませんが…
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なんでも資料
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