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その1:はじめにそれは2002年の3月のことであった。ふとユーコン川に行こうと思い立った。考えてみるとそれが今回のユーコン下りの始まりであった。 |
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ここでユーコン川について簡単に説明しておく。ユーコン川は上流1700kmがカナダ領、下流2000kmがアラスカを流れている、全長3700kmの川である。カナダのユーコン準州に端を発し、アラスカを通りベーリング海に流れ込んでいる。源流部は湖がいくつも連なっており、ユーコン準州の州都ホワイトホースの上流50km付近から川らしい川になり流れている。今回下るのはホワイトホースからアラスカの一歩手前、ドーソン・シティまでのおおよそ700kmである。最近日本では野田知佑の著書などによって良く知られた川であると言える。 |
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実際行くとなると同行者が欲しいものである。確かに一人で下れなくはないのだが、そこはそれ、やはりねえ。と同行者を募ると予想通り堀井が出現。山に関しては信頼が置けない人間だが、カヌーに関しては非常に信頼の置ける奴である。他にも行きたそうな三井などがいたが、日程の関係上うまくいかず二人で出発することになった。 |
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準備として特別な事はしなかった。パスポートやカード、TC(*1)等の普通の海外旅行へ行く時の準備。それにユーコンを下る時に必要な装備である。こちらもカヌー標準装備にエアマット、毛下の上下を加えたぐらいで大した準備はしていない。ただし医薬品だけはしっかりしておいた。もっとも活躍したのはバンテリンと正露丸だけだったが。それと多少日本食を持っていった。下った後の感想になるがやはり味噌汁ぐらいは持ってった方が良いねえ(*2)。 |
(*1)トラベラーズチェックのこと。実際に行ってみるとクレジットカードの方が便利なので、あまり活躍しなかった。 (*2)長期旅行では日本食を食べると元気が出るものだ。 |
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commented by Horii |