2003年夏 - 奥秩父縦走(甲武信ヶ岳〜金峰山)[1/2]

M1 佐藤 孝利 Sato Takatoshi

メンバー:戸部(M1), 佐藤(M1), 荒井(B1), 鈴木(B1)

はじめに

 先に断っておきますが、今回私は周りを見る余裕があまりなかったので、ほぼ自分のことを書いております。このことをご了承の上、お読みになってください。

奥秩父縦走の地図

出発まで

 私はM1なので1年の活動をすべて把握しているわけではないが、3年の車は休部中、2年の部員はいないために1年の2人があまり経験をつめていないという理由で、戸部が1年を山に連れて行くことになったのがOB総会の日。暇そうな私と藤田(M1)も付いていくことになった。

 実際には、藤田は実家で用があるとか(後で訊いたら行こうと思えば行けたとかふざけたこと言ってた(*1))で上記の4人で行くことになった。

(*1)お約束。本気か冗談か判らない言動をする。

 戸部はちょくちょく山やら沢に行っていたが、私はここ2年運動らしい運動をしていなかったので地形図やエアリアを見てもなんだがピンと来なかった。なので行き先・行程はほぼ戸部の考えに任せ、私がちょっとした意見を言う、というだらだらした雰囲気の中で行き先が奥秩父に決まった。なぜ奥秩父にしたかというと、以前三井がフリーワンで登ってなかなか良かったと言っていた(*2)からだ。ただそのときは天気が良かったからだった・・・ってのは後でまた。

(*2)三井が2年前に行ったフリーワンを指す。この時天気は晴れで、金峰山からは富士山が見えて素晴らしかった。今回彼等がパスした瑞牆山も格好良かった。

0日目

2003年8月11日夜
部室=JR中央本線塩山駅(泊)

 昼12時部室集合で準備。私・荒井・鈴木はだいたい時間通りに来たが、戸部は30分以上遅れる。まさにワンゲルタイム(*3)。急ぐ理由もないので別に文句もない。買出し、荷物の分担をてきぱきと済ませる。2時前には準備が終わる。部室を出るのは夜の9時過ぎでも間に合うよう。夕方5時に集合することにして一時解散。私は研究室で時間をつぶす。

(*3)ワンゲルタイム---一時間程度の遅れは蚊ほど問題無いという悪しき伝統。最近廃れている。

 無事集合し、たらたらと電車で塩山に向かう。あいかわらずこの時間は苦痛だ。途中降りた駅(山梨県かな?)で戸部が野生のカブトムシを捕まえる(というかホームにいた)。田舎に来たんだなぁとしみじみ思ったりする(失礼な発言)。

 当然夜中の塩山に到着。私は塩山駅の中で一夜を明かすのかな、と思う。戸部と私とで朝に乗るタクシーを予約したのだが、このとき戸部が一晩泊めてくれるよう頼む。朝にタクシーに乗る人を泊めてくれるサービス(?)はけっこうあるらしい。無事泊めてもらえることになる。汚い畳と汚いベッド、そして空調もない暑い部屋だったが駅で寝るよりは良かったのだろう、多分。

1日目

2003年8月12日
JR中央本線塩山駅=西沢渓谷バス停…戸渡尾根…甲武信小屋(泊)…甲武信ヶ岳往復

 朝5時に起床。朝食を済ませ、山用の服装に着替えタクシーに乗り込む。乗っている間にパラパラと雨粒が落ちてくるのが見える。来る前から天気予報で天気は悪そうだと分かっていたが少し落ち込む。30分ほどで西沢渓谷入口に到着。

 出発写真を撮り、私がトップで出発。雨は弱いのが降ったりやんだりで、カッパを着るほどではないようだ。

 5分ほど歩いた頃(もっと早かったかも)、私は体の疲れがこの時点で激しいことを認識する。2年ほど運動していないとこうなるのか・・・と思う。ただ、まがりなりにも縦走を3年間やってきたので、辛い中でも歩くことはできるだろう、などと楽観的な気持ちでいる。

 途中新しい道と古い道があったが、あまり深く考えず古い道を選択。私は腕時計を忘れてしまったので、感覚で1時間、むしろそれ以上歩いたと思い休憩にする。だがそのときまだ45分ほどしか歩いていなかった。体がこの時点でだいぶボロボロだったので、トップを荒井に譲る(というか放棄)。

 この後、私は4年ぶりに登山で足が思うように上がらない、という状態を経験する。精神的に辛くてとか腹が減ってとか暑くてとかの理由でそのようになったことは何度もあったが、単純に筋肉が(思うように)反応しなくて、というのはやはり相当の運動不足のためだ。少しぐらいランニングをしておけば良かった・・・というのは後の祭り。ただこのとき運が良かったのは、うすぐもりで涼しかったことだ。もし快晴だったなら私のペースは確実に半分以下に落ち込んでいただろう。

 私がパーティー全体のペースを乱しながらも、無事甲武信小屋に到着。なんとかエアリアと同じペースで歩けた。これってだいぶ遅いってことだけど。私は長く休んでいたかったが他の3人がさっさと空身で甲武信ヶ岳のピークを目指すので、しょうがなく私も向かう。私一人だけ置いていかれる。空身でもきつい。

 ピークの眺めはけっこう良い。雲が多少あったが緑がきれい。私は山が久々だったので良く感じたのかもしれないが。

木賊山
木賊山から甲武信小屋へ下る。
会いたかった
戸部さんにとっては4年前に春合宿で来て以来の甲武信ヶ岳山頂。感動の余り抱きつく。
集合写真
集合写真。左から戸部、鈴木、荒井、佐藤。

 料金を払って甲武信小屋のテン場でテントを張る。戸部がインスタントのスープを出してくれた。私と鈴木は往復30分で水を汲みに行く。冷たくてなかなかうまい。1年の2人が晩飯を作る。荒井が汁物担当で鈴木が米担当。作るペースはけっこうのんびり。鍋喰いもだいぶ甘い。OBが見たら”どんな指導をしてるんだ!”とか文句を言うかもしれない(*4)、って私もOBか。夏山なら別にいいと思うけど。冬山だとまずいんだろうなぁ。

(*4)ゴメンナサイ。今年はあまりテント生活が充実しない山行ばかり行ってました。

 私が持ってきたウィスキーはまずい。戸部が持ってきたブランデーをもらう。1年はあまり飲まない。就寝。

commented by Mitsui