2002年夏合宿(北ア全山縦走)[1/12]

3年 三井 達也 Mitsui Tatsuya


メンバー:C.L.三井(3), 八木沢(3)

はじめに

 今回は縦走の合宿で北アに行く事になった。なんで今更こんなメジャーな所に行くかと言えば、「知床半島のように最終目的地が海岸線(*1)だと達成感もひとしおだし、エスケープが多いので小人数で行っても安全だから」と言うのが主な理由だ。という訳で、八木沢君の駄々(希望)を聞き入れて北アに決定した。

 (*1)知床半島の縦走は、ゴールが知床岬になる。つまり、オホーツク海と太平洋の境目にでることになる。

 さて、行くと決まったらルートを考えなくてはならない。当初は本当の全山(焼岳〜奥穂間も含む)を予定していたのだが、方々で話を聞くうちに、流石に重装備で行くにはジャンダルムは無謀と言う事に気が付いた(実際、荷が重すぎて腰と肩に小泣き爺が乗っている様だったので、これはギャグだろって言いたくなった)。そして、一泊増えると食料も重くなると言う理由で黒部五郎岳もカットした。こうして完成されたのが以下の予定である。

 それでは、記憶を掘り起こして綴っていこうと思う。

0日目

2002年8月4日夜
JR中央本線新宿駅=松本駅=松本電鉄新島々駅(泊)

 集合場所はアルプス広場(*2)である。北アに行く我々、沢・縦走パーティにとってはなかなか打ってつけの場所だ。見送りに来てくれたOBが4年生と宮川さんだけだったのが鬱だったが、変な差し入れをパスできたと考えるとラッキーだったのかもしれない。最終電車を待つ時間がかったるかったので、適当に中央線に乗りこむ事にした。

 (*2)広場と称すも全然広くない。むしろ・・・

 さて、いざ出発してみると何故か気になるのが忘れ物である。過去に、山靴を忘れたりヤッケを忘れたりと致命的な忘れ物をした人もいて、「まさか自分は」とは思いつつも気になるものである。色々と頭の中で点検していると、穴という穴(*3)にツララを差し込まれたかの様な悪寒が全身を駆け巡った。そうだ、コッヘルを仕舞っていない(そして中に入れたブキとヘッドも!)。途端に挙動不審なった私を誰かが目撃していたら、間違いなく通報されていただろう。結局沢Pからヘッドを一つ借り、コッヘルの代わりにコンビニ弁当の器、武器の代わりにプラ製の先割れスプーンを用いる事にした。なかなかユニークなアイディアだが、もはや単なるギャグである。

 (*3)ここで言う「穴」とは、もちろん皮膚の穴のことであり、決して某所を指しているのではない(多分)。

 松本から新島々行きの列車をホームで待っている際にも悲しい出来事が私を襲った。「いつも ここから」ではないが、悲しいときぃ〜ザックに乗った永谷を退けようと引っ張ったら、肩のバックルが吹っ飛んだときぃ〜である。あれっ、敗退?一瞬そういう考えが頭をよぎるが、2段階調節出来るバックルだったので、肩のラインを背の低い人用に合わせ直し、肩でザックを背負う形の最低縦走が始まる事となった。

 新島々の駅でステ寝するが、中途半端に車通りが多くて(*4)一睡も出来なかった。

 (*4)トラック等も結構多かったような気がする。この先には鉱山や工場等はない筈なのに・・・??

commented by Yagisawa