2002年夏合宿(黒部川上ノ廊下)[9/9]

3年 中山 有 Nakayama Yu

7日目

2002年8月11日
穂高岳山荘…奥穂高岳…紀美子平…岳沢…上高地=松本(解散)
メンバー:C.L.中山(3), 永谷(3), 車(2)
黒部川上ノ廊下の地図
7日目コースタイム
穂高岳山荘3:00起床
5:33
奥穂高岳6:10
6:20
紀美子平7:42
7:46
岳沢ヒュッテ9:45
10:13
岳沢と前明神沢
との尾根
11:08
11:47
上高地
バスターミナル
12:51
13:03
松本駅14:55(解散)

 昨日の気象通報を聞いて少しは天気が良くなるかと思ったが、風は強く、ガスが濃かった。

 奥穂高岳へ向かう。はじめのはしごのあたりが少々込んでいた。そこを過ぎると強い雨。もうつまらん。歩きながら前穂経由で下ることを決める。奥穂高岳山頂に着いてはずかしい落書きのかげで一本取る。ガスで何も見えない。西風が強い。全会一致で下ることを決める(*45)

(*45)このときばかりは団結した。

奥穂高岳山頂
奥穂高岳山頂。風強シ、雨強シ、下山決定。
山頂っぽくないのは祠の山のかげだから。
飛騨側の天気がひどいのでこっちで休む。
靴
家に帰ってから。靴にカビが生えた。天候の悪さをものがたっている。
たぶん、8月9日、10日、11日と雨だったから。

 吊尾根を歩く。紀美子平までのロング一本になった。私が遅れた。めがねに水滴がくっつき、いちいち拭かなければならない。紀美子平はガスっているものの風はなく人が多かった。2人とも待っていて寒そうだった。もちろん前穂高岳はパス。でも登って行く人もいた。

 一気に岳沢まで下る。はじめ鎖場とはしごがあったが、あとは急な下りで体力的につらい。岳沢ヒュッテが見えてもとてもつきそうにないくらい遠く感じた。向かいの西穂のほうは2700mくらいから雲に覆われており、行かなくてよかった。半分ほど下ったところで下りたはしごがビール臭いのに気がついた。誰かがここでビールをこぼしたのかと思ったら、自分のザックのビールだった。ザックの一番下が濡れている。歩いていると漏れたビールがジャージとパンツを濡らす。気持ち悪い。足取りは重くなる。腰はすれて痛いし、足はがくがくだし、もう山を引退すべきなんじゃないかと思うくらい疲れた(*46)

(*46)そんなに消耗していたのか。。

 岳沢ヒュッテに着くとやはり2人が寒そうに待っていた。ビールが漏れたのでここで出してしまう。雨が降ってきたので2人は先に行った。私は腹が減ったので悠長にカロリーメイトを食べ、下った。この日は雨にもかかわらずけっこう人に会った。岳沢からの下りでは上高地からの往復と見られる人たちも多かった。だらだらゆっくり下っていると座っている永谷君に会った。いわく、「間違えて涸れ沢歩いていた」(*47)。永谷君は道に出たものの、後をついていた車はわからないらしい。戸部さん、言葉を借ります。「アホか、おまえら」。しばらく待って下りてこないのでもう下っただろうと見て下る(*48)。永谷君はさっさと下り、私はゆっくり下る。

(*47)雑談に花を咲かせていたら、いつのまにか…。

(*48)永谷さんに心配をかけたようで、申し訳ないことをしました。

 梓川沿いの遊歩道に出るとものすごい人出だった(*49)。みんな傘を持っているのを見ると朝にでも雨が降ったらしい。人がうっとおしいので痛い足に気合入れて早足で歩いた。途中、明神岳か穂高を指して「あれが乗鞍だ」と言っているおっさんがいた。方角逆なんですけど。河童橋で子供を撮っているうっとおしい親の横を通る。ただでさえ込んでいるのに。穂高岳山荘で寝る前、「(夏の)河童橋が見たい」と言って上高地に下りたがっていた永谷君は満足しただろうか。観光客にまぎれながら上高地バスターミナルに着いた。

(*49)風景と人物がうまく合致していない合成写真のように、場に馴染めない。

 バスターミナルのすぐわかるところに永谷君が着替えて座っていた。車はすでに着いており、俵田さんに連絡する。タクシーと交渉し、一人4000円で下る。私のビール臭いジャージでシートを汚しながら松本まで下った。河童橋のあたりが非常に込んでいたので聞いてみるとこの夏一番の人だそうだ。日曜日だし仕方ないか。松本に着いてアレを食べに行くが、昼の営業時間と夕方の営業時間との間でちょうど閉まっていた。仕方なくラーメンで済ます。下界は暑い。永谷君はバスが夜行しかないので特急で帰り、車は法事で富山へ向かった。私は信州大の知り合いの家に泊めてもらって解散とした(*50)

(*50)ご苦労様でした。無事に終わって良かった良かった。

commented by Kuruma

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