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はじめに行き先として考えていたのは、この黒部川上ノ廊下と日高山脈縦走だった。私はどちらも行きたいのでどちらでもよかったのだが、岩登りをはじめた永谷君が日高のヤブを嫌がったので、上ノ廊下ということになった。上ノ廊下だけでは1週間足らずで登れてしまうので、おまけに槍穂縦走を付け加えた。車にも意見を求めたかもしれないが、車がどこに行きたいのか希望を述べていたのかは覚えていない(*1)。 |
(*1)本人すら記憶にない。 |
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なぜ黒部川上ノ廊下かといえば、私が小学生の時に知っていたことによるのが大きい。私は小学生のとき富山県に住んでおり(*2)、そのときに立山や乗鞍岳に親につれられて登った。家には立山周辺のアルペンマップがあり、親に聞いたりして黒部川上ノ廊下なるところを知っていた。子供のときのイメージはとにかく難しくて危ないところ、でもスケールの大きい沢である、といったところである。行けるものなら行ってみたいという漠然とした憧れを抱いていた。 |
(*2)余談だが、自分の祖父母の家の近隣にあたるため、ローカルな話で盛り上がれる。 |
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大学生になってから沢登りをやるようになっても、本を読むと5級と書いてあり、「難しくて自分には行けないだろう」と思っていた。だが、文登研でいっしょの班だった東京学芸大学の人が登っており、「全然難しくなかった」と言っていたことから、現実味がわいてきた。そこで、この合宿の機会に行動にうつしたのである。 |
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OBの初川さんに計画を話すと、初川さんも行きたいところだったらしく、いっしょに行くことになった。これでメンバーは4人であり、1年生がいない、OBのいる、合宿らしくない合宿になってしまった。 |
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情報収集は『ROCK & SNOW BOOKS 沢登り』(山と渓谷社,2001)などの本を見たり、文登研で一緒の班だった学芸大の石田君に電話で聞いたりした。 |
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メンバー
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(*3)大丈夫でした。 (*4)口だけで、本心は違うはず…。 (*5)勉強ではなくて趣味である。徹マンやる人には負けるような…。 commented by Kuruma |