2002年春合宿 - 源次郎岳・大菩薩嶺

2年 車 拓哉 Kuruma Takuya

メンバー:中山(3), 永谷(3), 八木沢(3), 車(2), 秋山(1)

はじめに

 春合宿とは、新入生にとって始めての活動に当たるものであり、新入生の歓迎などがメインの行事であるはずである。4月も終わりに近づき、今年の春合宿は新入部員のいない春合宿になってしまうのではという懸念が大きくなっていた。そんな折に、やっと新入部員が一人訪れ、何とか本来の春合宿を行うことができたのであった。

 今年は、源次郎岳、大菩薩嶺にメンバー5人で登ることになった。3年生の、中山さん(C.L)、永谷さん、八木沢さん、2年の車、そして、新入生の秋山である。簡単に人物紹介をする。

 中山さんは部長でC.L。旧ツバクラでは既に壊れてしまったと記載されていたが、やっぱり真面目でいろいろ部のことを考えてくれていると思う。細かいところにも気を配ってくれるため、大変ありがたい存在である。

 永谷さんはワンゲルの他にもYCCに所属することになるバリバリの山男である。そのため、今回の山行は乗り気ではない。

 八木沢さんは2年生の頃から入部したため、ワンゲルでは僕と同期にあたる。今回の山行では、その荷物の軽さに驚かされた。そのことに、気がついたのは最後になってからであるが・・・。

 車。自分である。2年のため秋山の教育係をやるはめになった。あまり期待できない。

 新入生の秋山は高校の頃も山岳部であり、妙にアニメや声優に詳しい。新入生らしからぬ風貌をしており、あまりにその数値は未知数なため、自分では上手く記述することができないが、普通の新入生ではなかったと思う。

0日目

2002年4月26日夜
部室=JR中央本線塩山駅(泊)

 毎年恒例の新宿駅で見送りを受け、塩山駅へ移動。女子大の方々は新入生をたくさんゲットしていたようで、実に羨ましかったが、寂しくなるので気にしないでおいた。塩山駅に着くと、差し入れを少し食べ、いつものようにステ寝。すっかり慣れてしまっているため、ぐっすり眠れそうだと期待していたが、その期待も打ちのめされてしまった。秋山が目覚ましを忘れてしまったため、いつものように僕が皆を起こすことになってしまったのだ。独り静かにショックを受ける。自分が山で一番疲れるのは、皆を起こすという仕事である。自分は小心者であるため、この仕事のためあまり良く眠れないのだ。(何度か寝過ごしてしまったこともあり、気にしている。)2年生になって、やっとこの仕事から解放されると喜んでいたのだ。(この後の山行でも、結局自分が起こすことになるのだが・・・。)おかげで、このときもあまり良く眠れなかった。

1日目

2002年4月27日
JR中央本線塩山駅…恩若峰…源次郎岳…下日川峠…NTT無線中継所(泊)
源次郎岳・大菩薩嶺の地図
1日目コースタイム
JR中央本線
塩山駅
4:20起床
5:03
740m付近6:00
6:13
恩若峰6:58
7:10
1080m8:10
8:30
源次郎岳手前
(車がバテる)
9:25
9:50
源次郎岳10:18
11:25
下日川峠12:09
12:30
NTT無線中継所12:45
19:00就寝

 今日は源次郎岳を越え、上日川峠付近で泊まる予定だ。朝は皆眠いため、低テンションで出発。あまりに眠いため、ご飯もあまり食べれなかった。武田信玄像の前で記念撮影をした後、とぼとぼと登山口を目指す。登山口に着く頃にはすっかり体も暖まり、ちょっと間違ったポケモンの話(*1)で盛り上がっていた。秋山は慣れていないためか、あまり話しに参加してこなかった。ただ、話し出すと誰もついていけないような話題をいろいろ展開してくれた。

(*1)Pocket Monsterをスラングとして意訳すると、wwヘ√レvv…と言う事らしい。

新宿駅で見送り
新宿駅で見送りを受ける。
塩山駅から出発
塩山駅の武田信玄像に見送られて出発。

 途中、自分が腹ペコのため妙なところで休憩をとったりしたものの(いろいろ文句を言われた。)、源次郎岳には何事もなく到着。山梨百名山の源次郎岳は展望も無く、落ち葉だらけだった。看板が無ければ、誰も気がつかずに通り過ぎてしまうのではないかと言わんばかりの山頂である。何とも妙な山である。一応ピークなので、記念撮影などを行い、しばらく休憩をとっていた。先輩方と話していると、秋山があまりに静かなことに気がついた。見てみると、座禅を組んだ状態で眠っていた。恐るべし秋山。一応、新入生なのに、凄いなぁと何故か感心してしまった。起こすのも気が引けたが、ちゃんと起こして部歌の練習を始める。歌が苦手な自分としては、あまり気の乗らない仕事である。秋山は恥ずかしいのか寝起きだからか知らないが、声量も小さかった。小屋に到着するまでに完成させないとまずいので、小屋に着くまで、ことあるごとに練習を繰り返した。この時は予想も出来ないが、最終的にはかなり上手く歌っていた。

源次郎岳
源次郎岳。展望はありませんでした。
NTT無線中継所
NTT無線中継所にテントを張った。

 源次郎岳を出てしばらく歩くと、すぐに舗装された道に出た。少々迷ったりしたが、しばらく行くと、下日川峠付近のNTT電波中継所を発見。あまりに快適そうなテン場で、まだ日も高かったが、NTTさんにお邪魔することにした。さっそくそこで、テントを張る。永谷さんはすっかり熟睡してしまい、中山さんが楽しそうに寝顔を写真に収めていた。半目で寝ていて妙に怖かったと記憶している。高校の頃はレトルトなどの高価なものを利用していた秋山に、飯の作り方やら、カレー紅茶やら、鍋食いやらを伝授した。あまりに動揺せずにこなすため、教えがいが無かった。ワンゲルのテント生活は色々変なことがあり戸惑うものかと思っていたのに意外だった。一連の作業を終えた後、先輩達が秋山にいろいろ質問していたが、黙秘権を発動されてしまい(*2)、つまらないのでさっさと寝ることにした。

(*2)段々とこういう類の話の流し方を覚えていく物だけど、彼はその前に出て行く事となってしまった。

commented by Mitsui
メシづくり
外でのんびりメシづくり。水は塩山駅で汲んだものを用いた。
鍋食い
1年秋山に鍋食いを教える。鍋食いとは、とことんきれいになるまで、鍋にこびりついた米などを食べる作業。