アプローチ |
2001年9月23日 |
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このフリーワンは夏の間、異なるパーティーに分かれていた一年生が、親睦を深めるため一年生だけで楽しく山行をしようというコンセプトのワンゲル恒例行事である。今年は2年生の八木沢さん(C.L.)と私の二人だけで立山、剣へ出かけた。実は私にとって、初めての縦走オンリー山行だった(*1)。当時の私は八木沢さんへの未知数の大きさや、降雪の可能性を考え少々不安を感じていたと記憶してる。今となっては気が楽で、楽しかった山行になっている。 |
(*1)車は沢パーティーなので。 |
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新宿からリッチに深夜特急(*2)に乗っていざ信濃大町へ。交通費が異常にかかりちょっと悲しい。今日は電車の中で就寝。 |
(*2)正しくは「急行」アルプス。2004年に臨時快速「ムーンライト信州」になった。 |
1日目 |
2001年9月24日 |
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大町からバスやトロリーバス(*3)を乗り継いで黒部ダムに到着。ここまで来ただけで私はかなり満足していた。と言うのも、日本で唯一ここでしか走っていないトロリーバスに乗り、歴史の勉強になるような資料を読み、黒部ダムの規模に感心し、十分観光した気分になっていたのだった。 |
(*3)架線のついたバス。トンネル内に架線がめぐらせてある。 |
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そんな気分で黒部ダムの観光客を横目に、晴天の中を私たちは軽快に歩き出したのだった。最初の30分ほどで後ろを歩いていた八木沢さんと離れてしまっていた。最初のうちは気を使っていたが、面倒に感じ始めたことや沢パーティーの先輩方にぶっちぎれよー(*4)と言われていたことを思い出し、待つことを止め1時間ほど歩いてから八木沢さんを待つことにした。 |
(*4)半分冗談、半分本気だったのだが、30分も差がつくとなると危ないので、よい子はやめましょう。 |
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黒部平を越えたがれ場で一人のんびり30分ほど遊びながら待っていたが八木沢さんの姿が見えない。先に行ってしまったのだと確信し急いで後を追うことにした。道中の途中、すれ違った大パーティーから八木沢さんの伝言を聞き、20分ほど遅れていることも教えてもらった。しばらく猛スピードで歩いていると、休憩していた八木沢さんを発見。ああよかった。 |
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再会を記念して昼食にした。ここで先輩方からいただいた差し入れについて記したい。まず、差し入れをしていただいた先輩方にお礼を申し上げます。差し入れは1リットルゼリー、?缶、福神漬、黄な粉と餅、怪しげな2キロの缶ジュースなどでした。処理に困るはずだったゼリーは猛暑だったためポカリのように飲み役立ってしまったのですが、一番期待していた黄な粉と餅はかなり辛かった思い出がある。黄な粉は砂糖が入っておらず咽るだけで、毎食の努力にもかかわらず結局完食できなかった。この場を借りてお詫びします。もちろん、この昼食でも黄な粉をパンに付けて食べた。 |
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昼食後は猛暑の中をひたすら歩き続けた。休憩するときは日陰を探さねばならぬほど暑かった。荷物の重さや暑さもあり、一の越に着いたときには二人ともかなり消耗していた。黒部平から一の越までは意外と距離があり、今回の山行で一番大変だった気がする。普通にロープウェイを使ったほうが賢明だろう(*5)。何より苦労して辿り着いた一の越に、室道までロープウェイでやって来た人々がやすやすと到着していることに虚しさを感じた。文明の機器は偉大だなぁ。 |
(*5)立山黒部アルペンルートを使えば、一ノ越まで徒歩2時間の室堂につくことができる。このときは交通費をケチったため、黒部ダムから歩いている。 |
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その後、雷鳥沢キャンプ場まで小一時間歩いた。最高のてん場でのんびりと二人で飯を作り、無駄に斜めに寝たりしながら、広いテントを堪能。明日の計画などを確認し、早めに寝てしまった。 |
commented by Nakayama |