東京工業大学ワンダーフォーゲル部

2001年春合宿大菩薩

1年 車 拓哉 Kuruma Takuya
メンバー:戸部(3), 俵田(3), 永谷(2), 中山(2), 三井(2), 車(1)

アプローチ

2002年5月2日
部室=JR中央本線初狩駅(泊)
滝子山とワンゲル小屋の地図
1日目コースタイム
初狩駅4:30起床
5:40
登山口6:10
6:15
水場6:56
7:05
檜平8:00
8:15
滝子山分岐8:55
9:03
滝子山9:07
9:20
滝子山分岐9:25
9:40
檜平10:15
2日目コースタイム
檜平5:00起床
7:05
水場7:40
8:00
初狩駅9:00

 私にとってワンゲル初活動となったこの合宿は、あまり記憶に残らない悲しいものとなってしまった。例年ならば、2, 3パーティーに分かれた部員が一年生の指導をしながらワンゲルの山小屋を別々に目指すものらしい。時代の流れなのだろうか、今年ワンゲルに入部したのは私一人だけだった。かなり大きな不安を抱えての出発となった。

 パーティーは、部長の戸部さん、色々な事を指導してくれる俵田さん、(以上3年)2年生の長谷さん、中山さん、三井さん、最後に私、車の6人である。

 新宿駅で、出発式をし、目的の駅へいざ出陣。二日前の家でのトレのため、出発前から筋肉痛。初狩駅に着くと、ここで早くもアクシデントが発生した。俵田さん、ザン靴を片方自宅に忘れたらしい。 NewBalance(*1)での雨の中の登山が決定された。一方、私は物理実験で疲れていたため、はじめてのステ寝にもかかわらず、よく眠っていた。

(*1)靴のメーカーの名前。

1日目

2001年5月3日
JR中央本線初狩駅…滝子山…檜平(泊)

 いよいよ春合宿のはじまりだ。例によって雨だったので、高校の頃の友達との山行(*2)はいつも雨だったなあと懐かしさを感じていた。そんなことを考えながら一本、二本、三本と進んで行くと、次第に雨は雪となり物凄い寒さになる。雪は積もり、リーダー会議が行われ「もはや春装備では進めない(*3)」という結論を暫定的に決め、ひとまずピストンでピークを踏みそこで結論を出すことになった。サックと滝子山ピーク着。写真。敗退決定。ピークアップルパイ。部歌斉唱。部歌。ピーク発。ザックを持って今まで来た道を引き返す。

(*2)車は高校のとき少し山登りをした経験がある。毎回雨だったらしい。

(*3)予定は滝子山から小金沢連嶺を経て大菩薩嶺、柳沢峠。ここでのピークは滝子山。

 山中での生活を覚える事もこの合宿では大きな目的だったため、下山はせずテンパることとなった。テントを張り、昼飯。(もちろん、サンドウィッチ)しばらくすると、なぜか天気も良くなり、焚き火をした。我々はいったい何をしに来たのだろう?夕飯はカレーと紅茶。食事作りは一年生の仕事と言う事が告げられ、ますます他の一年生の入部の必要性を感じる。紅茶には発狂したのかといわんばかりに砂糖とコンデスミルクを注いでいた。非常に甘く、これはかなり辛かった。その後取り留めのない話をし、就寝。シュースーという中山さんの喘息の音が酷く大きく聞こえた。山に登っていて大丈夫なのだろうか?(*4)

(*4)入山前から風邪ひいてた。

2日目

2001年5月4日
檜平…JR中央本線初狩駅…塩山駅=柳沢峠…ワンゲル小屋(泊)

 目を覚ますと。晴れていた。部歌の練習しながらだらだらと下山し、タクシーで柳沢峠まで移動。2年生の先輩にダブルザックしてもらい(*5)楽々山小屋に到着。俵田さんが窓から山小屋に侵入に成功したためノンビリと小屋で過ごした。その後、恒例の鬼(*6)が登場し、先輩たちと語り明かした。

(*5)一人で二つのザックを背負うこと。俵田さんのザックには石が入っており、ブチ切れそうになった思い出がある。

(*6)正しくは「鬼すら殺す」液体である。

 私にとってこの春合宿はワンゲルの生活のほんの一部を垣間見るだけのものとなってしまった。楽だったという点は良かったのかもしれないが、やはりどんなに疲れたとしても成功したかったというのが本音である。ただ、ほかの一年生がたとえ入部しなくとも先輩たちとうまくやって行けるのではないかという事だけは微かに感じられた。

commented by Nakayama